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2019
GOOD DESIGN AWARD
Focus Position Demand Unit
EPD-41A-DO2
分類タグ
Music & Audio
Companies
Business Owner
FUJIFILM Corporation
Award No.
19G070414
Outline
ポータブルレンズを雲台に架装した状態でフォーカス操作を行うデマンドである。ポータブルレンズの高倍率化・4K超高解像度画像の微細なピントの山を確実に捉えるフォーカス精度を具えています。スポーツ・ライブ中継でのアクロバティックな撮影姿勢でカメラマンの好みの持ち方で高精度なフォーカス操作を可能とする機動性を具えています。
* Text may be generated using the automatic translation service DeepL.
Points of design
- 多くのプロトタイプを作成し欧米・国内カメラマンの手の大きさを問わず使い易いグリップ径と本体サイズ。
- 使用場面/撮影場面に応じて割り当て可能な本体側面/グリップ下面の各種ボタンのカスタマイズ性。
- ズームデマンド側と重量を統一し左右のデマンドを入れ替えても快適にフォーカシング操作可な重量バランス。
Producer
Optical Device & Electronic Imaging Products Div., FUJIFILM Corporation
Director
Kazuhisa Horikiri, General Manager, Design Center, FUJIFILM Corporation
Designer
Hiroyuki Sakai, Design Center, FUJIFILM Corporation
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On Sale
2019/03/27
Price
Open price
Sales Area
Domestic and overseas common specifications
Background
2020年東京オリンピックやサッカーワールドカップの大型イベントの4Kデジタルコンテンツ制作の現場ではより表現力に富んだ高品質な映像を、効率的に制作することが求められています。 こうしたニーズに応え、デジタル制御による4K高解像度映像の微細なピントの山を正確にとらえられる分解能を持った軽量小型なポータブル用フォーカスデマンド開発に着手。国内放送局・制作会社のカメラマン・海外ユーザー先にプロトタイプを持ち込みグリップ径・重量・各種釦位置についてのヒアリングを徹底的に行い、操作性とデザインを詰めていきました。大規模なスポーツ中継の現場はチームで撮影を行うプロジェクトスタイルが一般的で、タイトなタイムスケジュールの中で動きの激しい被写体にミス無く素早く追従する緊張感の中で撮影が進みます。そうした過酷な現場でユーザーが長年馴染んだピント操作にフレキシブルに対応できるズームデマンドを追求しました。
History and Achievements
ユーザーに作品作りに集中してもらえるように2つの要素を突き詰めました。一つ目はユーザーが長年馴染んだフォーカス操作方法に設定でき、的確な操作を直感的に行えるフレキシビリティ。グリップ径・3本の角形状は各国のユーザーに対しプロトタイピングを重ね、どんな握り方・回し方でも精緻なフォーカシングが可能な操作性を実現しました。またスポーツ・ライブ中継などの壁際や舞台真下の狭い場所での撮影で邪魔にならない薄型化を実現し様々な環境で表現意図に応える機動性を持たせました。重量もズームデマンド同様600gと統一し、左右入れ替えても快適なフォーカス操作ができます。2つ目は過酷な環境でも安定して撮影できる堅牢性と快適性。グリップ部はラバー塗装仕上げとし気温の高い野外や砂塵が舞うロケーションでも汗の影響を受けにくい快適なズーム操作ができます。
Specification
寸法:73mmx73mmx100㎜※突起部を除く 材質:アルミダイキャスト+塗装品/金属切削+塗装品 重量:600g
Where can I purchase it?
Where can I see it?
富士フイルム(株)光学・電子映像事業部
* The information provided is current at the time of the award and may differ from the information available today.
Jury's Evaluation
Jury members
片岡 哲石川 温緒方 壽人山﨑 宣由
Evaluation Comments
プロカメラマンが撮影現場において手元でフォーカス操作を行うためのデマンドと呼ばれる装置である。近年ますます多様な撮影シーンへの対応が求められる中、様々な撮影姿勢でも無理なくフォーカス操作が可能な軽量小型化を実現し、形状についても多くのプロトタイプを作成しながら改良を重ねている点を評価した。好みに合わせてスピードなどを細かく調整できる高いカスタマイズ性や、ズームデマンドと左右交換しても使える設計など、今後多様化するプロカメラマンのニーズへの対応として評価できる。
