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2010
GOOD DESIGN AWARD
safety barrier (beam type)
Gp-N
Domains
Society
分類タグ
Industry & Public Equipment
Business Owner
Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co., Ltd.
Award No.
10D04015
Outline
道路環境における車両の衝突事故などで、「歩行者」に対する安全を確保することを第一義的な目的として開発した車両用防護柵（ガードパイプ）です。従来は「車」からの視点のみで開発してきましたが、Gp-Nでは、「人」を主眼として”人に優しい防護柵”をプラスコンセプトとして開発しています。車両衝突に対する「衝突安全性」と歩行時に防護柵の突起物などへの接触による怪我などを防止する「生活安全性」に配慮しています。施工に携わる「施工者」には組立やすさを追及しました。ただ、機能するだけではなく、商品に接する人々へ配慮した公共製品に仕上げました。
* Text may be generated using the automatic translation service DeepL.
Producer
Yasuo Asada, Managing Director
Director
Norihiko Kajimura, Products Development Center Development Planning Dept.
Designer
Norihiko Kajimura, Products Development Center Development Planning Dept.
NORIHIKO KAJIMURA
More information
On Sale
1970-01-01
Price
6,900円 〜 11,150円 (1m当たりの製品価格)
Sales Area
For Japan domestic
Location
道路環境全般
Designers' Thoughts
道路は、世界中に張り巡らされ、人は、道路と共に生活を営む。道路の安全を守る防護柵も人々の生活の一部であり、景観構成製品である。衝突安全性能のみを追求した40年変わらないガードパイプ、時代は流れ人の生活も環境も豊かになった今、人の生活に合った製品が求められる。キーワードは、「人」。車両衝突性能だけではなく、様々な人の視点から防護柵に合理性と美しさを兼ね備えたデザインを提案する。
About Development and Planning
Goals that the subject of the awarded item sought to achieve
車両用防護柵は、車両の衝突安全性を確保する防護柵です。常時は、人々が生活する生活空間中に設置されており、近隣の歩行者、組立に携わる施工者を対象に”人に優しい防護柵”を提供することを目指しました。突起物や目地を極力少なくし、歩行者が接触した際の怪我や衣服の引っかけが無く、組立も容易な防護柵を提供します。
Initiatives for Users, Society, etc.
What kind of users were envisioned?
Gp-Nは、道路環境に設置される車両用防護柵です。道路を利用する、全ての「人」を想定した公共製品になります。年少から年長さらに社会弱者などの「歩行者」、自動車や自転車の「ドライバー」、設置までに携わる「施工者」など多くの人に安心と安全を提供します。
What value was realized for its users?
「歩行者」には、”安全”と”人への優しさ”を提供します。”安全”は、車両事故から命を守り、”人への優しさ”は、歩行中に衣服や手など引っかけによる怪我が起きないよう配慮しました。「施工者」には、組立の容易さや施工性の向上を提供します。そして、これらの実現は、新技術の「ナットロケーター」を用いることにより得られました。
Problems to be solved from a social, cultural and global environmental perspective
課題の解決策は、ビーム継ぎ手部の片側留めボルトを千鳥配置としたことでした。パイプビームへの千鳥配置は、ボルトの挿入向きが異なる為、衝撃による剪断、引張、曲げ荷重を分散させることができます。ボルトへの負担を軽減することがポイントでした。その解決策を可能にしたアイテムが「ナットロケーター」です。溶接では困難な直径30mmの閉断面内に、向きの違うナットを保持させることを可能にした新発想のアイテムです。
How did you respond to the problem?
Where can I purchase it?
Where can I see it?
日鐵住金建材株式会社
* The information provided is current at the time of the award and may differ from the information available today.
Jury's Evaluation
Jury members
ムラタ・チアキ馬場 了山本 秀夫和田 達也
Evaluation Comments
日本の防護柵は、歩道側が裏側という思想で、運転手の安全も確保するという、諸外国に見られない考えで作られているポイントを、根本から見直してデザインした姿勢を高く評価しました。また施工性も土木の観点と建築の観点でせめぎ合い、中途半端になりがちであった点を、きちんと見直し、施工後の性能確保を念頭に置いた計画も革新的で評価しました。
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