ISO規格に準拠した形で、児童・生徒の体格の向上、教材の大型化・多様化に伴い、1999年8月に学校用机・いすのJIS規格が改正されました。それに対応した形で児童・生徒の使いやすさを追求し、座り心地の向上や製品重量の低減という事をポイントにおき開発したのが、「スカラーチェア」です。さまざまな強度試験のクリアはもちろん、座、背シェル部の樹脂パーツ化や背フレームの削減による軽量化、背中を包み込むような背シェル形状にて上体をしっかりサポートし、長時間作業における疲労軽減と快適な座 り心地を実現しています。また徹底した環境配慮をめざして、長寿命化と廃棄に対する工夫を積極的に採用しています。

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2001/02/01

良い製品とは自然であり、特別になりすぎたりはしないものだと思います。この製品は主に学校で使われるチェアとして新しい学校用JIS規格に合わせて開発しました。これから先、きっと何十年も子供達と共に過ごすことでしょう。従って、デザインする上で大切にしたかったのは、強い主張はなくても「素」の良さ、デザインと機能のバランスがとれた「用の美」です。学校の空間に心地よく溶け込んでゆくことを目指しました。