受賞ギャラリー
2021
グッドデザイン賞
日本酒
白鶴 別鶴
受賞対象の詳細
『別鶴』は、白鶴若手社員が新しい日本酒のあり方を模索・提案するプロジェクト。「新しい日本酒の世界を覗こう」というコンセプトから、3種類の日本酒が生まれた。ラベルに描かれたムシメガネ・シュノーケル・テレスコープの「覗ける」部分の穴から、日本酒の奥に揺らめく風景が見える仕掛け。新しい日本酒体験の入口となるパッケージを制作。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザインのポイント
- 若年層やビギナー層が自然と興味を持ち手に取りやすい、カジュアルなデザイン。
- 「新しい日本酒の世界を覗こう」というコンセプトから、3種類の「覗く」モチーフを日本酒の商品名に採用。
- ラベルの一部に穴を開け、瓶の内側の世界を覗けるという新しい驚き・体験をデザイン。
ディレクター
株式会社BULLET 小玉文
デザイナー
株式会社BULLET 小玉文+佐々木未来

詳細情報
発売
2019/06/05
価格
2,493円 (「木漏れ日のムシメガネ」、 「陽だまりのシュノーケル」、 「黄昏のテレスコープ」:各2,493円(税抜))
背景
現在、日本酒の国内消費量は最盛期に比べて1/3程度にまで落ち込んでおり、特に若年層の日本酒離れが顕著である。白鶴酒造では日本酒の需要回復を図るため、20~30代の若手社員だけで構成されるプロジェクトチーム「別鶴」を立ち上げ、若い世代の視点や発想をふんだんに取り入れて企画・開発を行った。プロジェクトでは「新しい日本酒の世界を覗こう」をコンセプトとして、若年層やビギナー層が興味を持ち、自然と手に取り、さらに飲んで驚くような、新しいタイプの日本酒をつくった。
経緯とその成果
若年層やビギナー層が自ら興味を持って日本酒の魅力に気づくためには、キャッチーでインパクトのあるパッケージが不可欠だと考え、「新しい日本酒の世界を覗こう」というコンセプトから、瓶越しにラベル裏面が「覗ける」ように、ラベルそのものに穴を開けた。クラウドファンディングやSNSを通じて若年層・ビギナー層の間で話題となり、日本酒の魅力を新しい形で伝えることに成功した。
仕様
「木漏れ日のムシメガネ」:720ml瓶 「陽だまりのシュノーケル」:720ml瓶 「黄昏のテレスコープ」:720ml瓶
どこで購入できるか、
どこで見られるか
白鶴酒造資料館・白鶴御影MUSE・いい白鶴ネットショップ
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
佐々木 康晴鹿野 護木住野 彰悟ムラカミ カイエ
評価コメント
お酒のパッケージデザインで液体を通して向こう側を見せる手法は多く見かけますが、この商品は、その手法を商品コンセプトである“新しい日本酒をのぞこう”を明確にし、印象的に使用している秀逸なアイディアだと感じます。商品のターゲットである日本酒ビギナー層に合わせたイラストのぬけ感もバランスが良く好感をもちました。
