受賞ギャラリー
2016
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞
飴菓子
ボンタンアメ
受賞対象の詳細
ボンタンは大型の柑橘類で、約244年前に中国船が鹿児島県阿久根に寄港した際に伝えられ、船長「謝文旦」の名前から名付けられたと言われています。セイカ食品では大正13年にボンタンアメを創製し、今年で92年、その間パッケージデザインや原料・製法はほとんど変わっておりません。九州では、おじいちゃん・おばあちゃんからおとうさん・おかあさんへ、子供さんから更にお孫さんへと語り継がれているお菓子です。ソフトキャンディでもグミでもなく、もち米をベースにしたもちもちと柔らかい食感と阿久根やいちき串木野産の文旦、九州産のうんしゅうみかんの甘酸っぱく爽やかな風味がお口いっぱいに広がります。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
玉川壮次郎
詳細情報
発売
1924
価格
40円(税別) 〜 1,000円(税別)
販売地域
国内
背景
大正11年頃から水飴・朝鮮飴・文旦漬を製造していたが、危機的な状況であった。初代社長はこのピンチをボンタンアメの創製によって切り抜けた。水飴で作った朝鮮飴を従業員がハサミで切り遊んでいたのがヒントになり、色と香料を付け一粒大にしてキャラメル箱に詰め、図案は大阪の専門家に頼み、天狗煙草で学んだ宣伝手法でチンドン屋を全国にくり出し、払い下げの軍用機を使い空から飴をばら撒くことも計画した。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
全国の駅売店(販売されていない店舗もあります。)、晴天街(オンラインショッピング)等
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
柴田 文江永井 一史須藤 玲子川上 元美
評価コメント
南国特産とボタンアメと大きく書かれたパッケージが微笑ましい。大正13年に生まれた商品らしい強いノスタルジーを感じさせつつも、KIOSKなどに置かれていても全く違和感がない。それだけ、我々の日常の中に溶け込んでいるからであろう。現代では接する機会が減ったオブラートの存在は個性の一つとなっているが、ゴミを出さないという点においても機能的である。
このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。©JDP All rights reserved.