受賞ギャラリー
2012
グッドデザイン賞
モパラグ
モパラグ
受賞対象の詳細
杉の集成材を用いた木製ラグ。木枠内の81ピースのパーツをパズルのように自由に変えることで、様々な幾何学模様や空間認識力を養うパターンなどを組み上げることが出来る。塗装は天然顔料を使い、子供用の木育玩具としても、またインテリア製品としての二面性を持たせています。既存のパズルと違い、答えは一つではなく想像力や感性を磨くことの出来る。使用している木材は軽くて柔らかい杉を使用することで、子供でも安全かつ扱いやすい。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
大野 英憲
ディレクター
大野 英憲
デザイナー
大野 英憲

詳細情報
発売
2012/03/01
価格
38,000円 〜 39,900円
販売地域
国内・海外共通仕様
デザイナーの想い
インテリアとしての視覚的にもユニーク製品ではありますが、実は環境や知育、介護などの分野としても有効なセンスを持った製品です。今後、玩具としての安全基準も視野に入れながら、新しいコンセプト「インテリア・トーイ」というジャンルを確立させて行きたいと考えています。
開発・企画について
サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
地域資源の有効活用と、住宅のインテリアまた幼稚園などの集合施設などにこの木製品が置かれることの豊かな生活環境作りを構築し、製品に化学物質を使わない配慮をした、永続的に使用しつづけることの出来る製品。
使用者、社会等への取り組み
「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
パズルとして「知育=木育」の有効性かつ空間認識力=錯視図形は脳の活性につながります。子供の発育の為や老人ホームなどの介護現場などでの使用にも有効性を秘めています。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
生活環境の中で、目的に合わせた使い方が可能。まず、子供が小さい頃は子供部屋に設置し、知育=木育玩具としての環境エリアを本製品で提供することができ、成長に合わせてリビングや居間などに設置し、家族団らんの場に、素足で木のぬくもりを感じるラグとして使用出来ます。
「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
秋田県の県産材としての「杉」に新しいマーケットを確立させ、同時にデザインとしての付加価値を持たせた製品。今までは、安価な建材としての価値しかなかった素材=杉が、今後、本製品を皮切りに様々な表舞台に立てる素材として認められることでしょう
「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
秋田県の豊富な資源をこのような製品の素材として有効利用することは、地域貢献、社会貢献の一つだと考えられます。天然顔料を使うことで環境面にも配慮し、また、生活環境の木を取り入れることは、社会性を考えても我々にとって必要なこと。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
ワークス・ギルド・ジャパン株式会社
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
戸谷 毅史川島 蓉子サイトウマコト廣田 尚子山田 晃三
評価コメント
杉を材料にしたパズル式のラグという発想がユニークで面白い。81もあるパーツを、パズルのように組み合わせてラグにするプロセスを、想像力を巡らせながら子どもたちが楽しんでいるシーンが浮かんでくる。天然顔料を用いて、幾何学的に施された色彩が、木の素材の良さを活かしながら、立体的な広がりを製品そのものに付加している。軽くて柔らかい素材使いで、仕上げも丁寧なことから、安全への配慮がなされているのもいい。
