受賞ギャラリー
2011
グッドデザイン賞
コンクリートピン打ち機
マックス ピン打ち機 ガスネイラ GS-725C
受賞対象の詳細
本製品は、燃料ガス(と空気の混合物)の燃焼エネルギーを利用して、コンクリートへのランナー(軽天)下地留めや、配管のサドルバンド留め、H字鋼への鋼材留めつけ作業を行う、ガス内燃式コンクリートピン打ち機である。当社従来製品に対してエネルギーの30%アップと、クラス最軽量の3.6Kgを実現することで、近年、耐久性・耐震性を高めるために使われる強高度コンクリートや、H型鋼への直接打ち込み等、市場の新しい工法に対応し、工期短縮・作業環境の改善・省力化を可能にした。また、金属製フィルター、レバー操作で着脱可能なマガジンなどの採用により、耐久性、メンテナンス性も向上させた。
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プロデューサー
マックス株式会社
ディレクター
マックス株式会社 開発本部 デザイン室
デザイナー
マックス株式会社 開発本部 デザイン室 堀田悟史、服部壮雄
詳細情報
発売
1970-01-01
価格
157,500円 (充電池、充電器含む)
販売地域
国内
デザイナーの想い
建築の現場では、作業者に肉体的・精神的な負担のかかる作業が多くありますが、この製品によって、それを少しでも軽減する事ができ、使用する人が気持ち良く作業を行ってもらえれば、と考えながら開発を行っています。
開発・企画について
サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと
●有害物質の不使用を徹底する。●各部品にはリサイクル化を可能とするため材質表示を行う。●極力分解可能な構造とする。等、社内でのガイドラインを作成して、全製品に対して取り組んでいる。
使用者、社会等への取り組み
「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること
当製品に使用により、従来工法での、固いコンクリートへの穿孔作業による振動・騒音・粉じんと言った、作業者への負担を軽減する事ができる。また、製品の軽量化と機械バランスの向上により、肉体的負担も軽減できる。
「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること
建築用ツールとして、耐久性・耐震性が高く、安心して住まえる建造物をユーザーに提供するための一助となれるよう、取り組んでいる。
「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること
建築作業の効率アップによる工期短縮、コストの低減に結びつける事ができる。
「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること
作業者だけでなく、騒音・振動といった周辺への負担軽減へつなげる事ができる。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
全国の工具販売店、金物屋など
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
山田 晃三馬場 了平野 哲行村上 存
評価コメント
建築工法の変化に対応し、高強度コンクリートとH型鋼に直接 部材を取り付けるために使う、強力なガスネイラである。見た目以上に軽量であることと、前後の寸法が短く抑えられていることは、上向き作業の多い現場で、劣悪な環境のもと、短納期で作業する人にとって、絶対条件であり、当該製品は技術とデザインがしっかり融合して、プロツールの正しい答えを出している。スタイリングは、行為をきちんと検証し形作られていて美しい。またカラースキームでは、全体をブラックにポイントとして意味ある部分にレッドを配置していて、賢明である。
