受賞ギャラリー
2010
グッドデザイン賞
手紙のようにポストに届く一輪の花ギフト
はなてがみ
受賞対象の詳細
手紙のように郵便でポストに届く、一輪の花の贈り物サービスです。量と豪華さが目的の花束とは違って、相手を想う気持ちのシンボルとしてお花が一輪だけ届き、目には見えないものの方が目立つようにしました。ネットで花を選び通常郵便で発送することで、不況にも優しい低価格を実現。シンプルかつ強度の高い構造、メッセージカード、花の鮮度を保つ工夫を、郵便受けに入る薄さのパッケージに詰め込みました。花束とはひと味違う、さりげなく格好いい、たった一輪の贈り物です。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
デザイナー
阿部譲之、矢澤英美

デザイナー:矢澤英美、阿部譲之
詳細情報
受賞デザインでリニューアル発売
1970-01-01
価格
780円 (通常郵便送料・税込み)
販売地域
国内
デザイナーの想い
メールでは気持ちが伝わらないし、花束や手紙では大げさ。その中間のニーズを埋めるのが「はなてがみ」です。贈り物として軽すぎず重すぎないバランス感覚が自慢。花が入っているように見えないパッケージは、花束の形を模した箱に、花によって変わるアクセント色の抽象的ラインで中身を暗示。発送までの工数・パーツ数も極力抑え、一般的な通販花ギフトの最も安い商品と比べて、数分の一に価格を抑えました。
開発・企画について
応募対象が達成しようとした目標
フランスのように特別な理由がなくても日常的に花を贈りあう文化を提案するため、簡単に注文できて低価格、かつデザイン性も高いサービスを目指しました。豪華な物を貰っても心は満たされない時代、不況、そして環境問題といった様々な社会変化に対する答えを、一輪の花に託しました。
使用者、社会等への取り組み
どのような使用者・利用者を想定したか
20?30代の女性を中心とする、全国のインターネット利用者。離れた街で暮らす家族・友達・知人などに、安くても気の利いた贈り物をしたいという方々。男性から恋人・奥様へのプレゼント需要も想定
その使用者・利用者にどのような価値を実現したか
いままでの花業界に存在しなかった、低価格かつデザイン性を備えた花の通販ギフトを実現しました。花屋の店頭を模したウェブサイトから選べる花の種類は、見た目や好みだけでなく「花言葉」で選んで気持ちを伝えることもでき、添えるメッセージも短文でよいので文面に頭を悩ませる必要はありません。
社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点
通販花ギフトの最安値相場の1/3の価格を実現し、5分でネット注文できるシステムを提供。花の鮮度を保って郵送できるパッケージを開発し、包装材料の点数は箱・カード・水容器だけに抑えました。紙部分にはすべて環境対応紙を使用。
その問題点に対し、どのように対応したか
どこで購入できるか、
どこで見られるか
はなささらウェブサイト
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
佐藤 可士和永井 一史中谷 日出
評価コメント
一輪の花を郵便で送るという新しい生活提案を、技術面も解決しながら期待を感じさせるシンプルなパッケージとしてまとめている。今までに無かったサービスをカタチにしたデザイン。
