受賞ギャラリー
2018
グッドデザイン賞
ホテル
MUJIHOTEL SHENZHEN
受賞対象の詳細
世界初のMUJIHOTEL。 「アンチゴージャス、アンチチープ」をコンセプトに、ちょうど良い価格で良く眠れ、旅先において体と心を整える空間と、宿泊客と土地をつなげるサービスを用意します。旅や移動は、いまやくらしの一部となり、非日常から日常の延長へ、用意されたことを消費するだけの旅行から、自ら作り出す自分だけの体験へと、その需要は変化しています。MUJI HOTELはそういった需要に対応し、無印良品の店舗と連携することで、タオルの手触り、コンセントやスイッチの配置、レストランのメニューや空間などを通して、無印良品の思想を体感いただけるホテルを目指しています。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
株式会社良品計画 執行役員 ソーシャルグッド事業部長 生明弘好
ディレクター
株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン室 矢野直子
デザイナー
スーパーポテト、MUKU design studio、日本デザインセンター 原デザイン研究所、ヌーサデザイン
詳細情報
利用開始
2018/01/17
価格
950元 〜 2,500元
販売地域
国内
設置場所
中国広東省深圳市
背景
ホテルの計画はMUJIの基本理念である、「“これがいい”ではなく“これでいい”」という思想を当てはめることからデザインを始めた。過剰になり過ぎた設備やサービスをシンプルにして、ホテルに必要不可欠な機能的要素を絞り込む作業を全体のゾーニングからディテールに至るまで徹底して行いました。そこから、茶室のような研ぎ澄まされた空気をつくり出すことを狙いました。
経緯とその成果
MUJIの世界観が体験できる空間
デザイナーの想い
ホテル全体では、木や土などのナチュラルで素朴な素材を基調とし、ホテルのロビーやダイナーには、現地で手に入れた古木材や船の甲板などをインスタレーションとして配し、空間の密度を増しています。 客室は、「安眠」をコンセプトに、無印良品のベッドや寝具、リネンによる眠りを体験できる。ヘッドボード側の壁には炭を練り込んだ珪藻土や天然麻素材のクロスを使用する事で安眠を誘う工夫をしています。 このホテルには、簡素であるが“MUJI”の世界観を五感で感じられる空気が流れています。
仕様
所在地:中国広東省深圳市福田区華富街道皇崗路5001 深業上城(UpperHills)内 工事種別:内装のみ 新築 床面積:1万237㎡(うち厨房130㎡)/2階2,312㎡ 3階2,312㎡ 基準階1,871㎡ *3フロア(4,5,6階部分)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
MUJIHOTEL SHENZHEN
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
山梨 知彦浅子 佳英石川 初色部 義昭永山 祐子Gary Chang
評価コメント
提出いただいた資料からは、極めてMUJIらしい、簡素ながら丁寧なものつくり、モノ選び、空間造り、プロデュース、オペレーションが感じられるホテルになっている。一方で、僕らが求めているのは、MUJIならではのコンセプトで、僕らの生活感を変えてしまうようなものづくりである。応募資料からはMUJIらしさは感じられたが、既成のホテルを超えたMUJIらしい新しいホテル造りの概念が、今一つ読み取りづらかった。今後の展開が気になるところだ。
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