GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
フリーペーパー [ファームレター]
事業主体名
一般社団法人 自然食ねっと
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
一般社団法人自然食ねっと (神奈川県)
受賞番号
18G161288
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

昨今、赤とんぼやミツバチの激減など自然環境が失われていくことへの危惧と、食の安全を重視する傾向が相まって、有機農業(オーガニック)を支援する声が高まっています。しかし、有機農業の割合(面積比)は0.2%と非常に低く、アジアの中でも中国や韓国に遅れているのが現状です。 私たちは、全国の有機農業の生産者を毎月取材し、フリーペーパーを無償で提供することで、有機農産物の販路拡大や生産者のファン獲得に役立てていただいています。また、永続可能な本物の農業と作物本来のおいしさ、生産者の方々の想いを生活者に伝えることで、食の安全と「ふるさと」の環境保全の一翼になればと考えています。

プロデューサー

ふるさと21株式会社 代表取締役 森隆幸

ディレクター

株式会社ナシカ 浦岡伸行、石川千晶

デザイナー

株式会社ナシカ 浦岡伸行

詳細情報

http://nfnet.jp/farm-letter

利用開始
2016年6月25日
価格

0円 (生産者が追加発注を希望した場合、実費にて増刷。今後、表4を広告として展開することも視野に入れる)

販売地域

日本国内向け

設置場所

取材させていただいた生産者と農産物購入者に各号を送付。会員やバイヤーなどにも配布

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

経験と知恵を駆使し、大切に育てあげている農産物を慈しむ農家の方々の手を毎回、表紙でクローズアップ。

背景

戦後、化学合成された肥料と農薬による農産物の大量生産化が主流となり、全国に点在する無農薬・無化学肥料、除草剤に頼らない農業を行う生産者の多くは、農薬や化学肥料を使用する大半の農家のなかで孤立していく状況が続いていました。地域のみならず、家族の理解も得られないまま、安全な作物の栽培を頑固に続けて来られた方もいます。この5年から10年で、オーガニックに対する理解は大きく変わり、先進的な農業といわれるまでになりました。しかし、その礎を築いてきた先駆者たちは高齢化し、素晴らしい技術が失われようとしていることも事実です。そこで私たちは全国の有機農業生産者を取材して記録し、配信することで、生活者の方々の理解を深めるとともに、有機農業の仲間や後継者を増やして、安全な作物とそれを作る生産者をもっと多くの人々に広めていきたいと考えています。この活動が美しい日本の自然生態系の保持にもつながればと願っています。

デザイナーの想い

多くの生活者は実際に生産者を知ることはできません。同じく生産者は購入する生活者を知りません。ファームレターには、生産者と生活者の架け橋になりたいという想いが込められています。生産者がなぜ有機農業を選択したのか、成功するまでの経緯、そして現在、どういった農法で作りあげているのかを取材し、安心安全な農作物への想いを生活者に届けようと努めています。生活者には、生産者の歴史、個性や感性を知っていただき、有機農業と有機農産物を身近に感じてほしいと思います。また、バイヤーの方などにも生産者の背景を理解していただくことで、モノだけではなくコトも生活者に伝えていただければと考えています。取材させていただいた生産者の方々には、出来上がったファームレターを活用していただけるよう200〜300部ほど無償で提供しています。いまはまだ28軒ですが、約1400軒の有機JAS認定の全農家を取材することを目指します。

仕様

B4変型クロス8折りフライヤー

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://nfnet.jp/farm-letter
ファームレター
ファームレター生産者の声(映像)

審査委員の評価

思わず手に取りたくなる、美しく美味しそうなフリーペーパー。作物と一緒に生産者の「手」を写す表現も優れた伝達手法になっている。生産過程の理解や生産者への共感なくしては有機農法作物の販路拡大には結びつきにくい中で、コンパクトかつ魅力的に作物の背景となる物語を伝えていることに意義がある。同じフォーマットにすることで、地域・作物によらず紹介できる枠組みも重要な点であろう。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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