GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
蒟蒻/お土産/地域ブランド/地域産品 [白河蒟蒻]
事業主体名
有限会社大島屋
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
有限会社大島屋 (福島県)
受賞番号
18G161280
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大島屋蒟蒻店は約200年前から蒟蒻を作り続けてきた歴史があります。現代、蒟蒻は食卓に必要な食材となったため、企業は効率よく安価な蒟蒻を大量に製造してきました。その結果、高品質ではあるが流通や栽培に向かない品種は自然に淘汰されていきました。 しかし、白河蒟蒻では流通がほとんどしていない在来種蒟蒻芋「和玉」を使用し、昔ながらの製法で手造りの生蒟蒻をつくりました。 手造りの生芋こんにゃくは大量生産された蒟蒻とは違い、その蒟蒻芋や季節によって味や風合いの違いをたのしむことができます。 私たちはこの商品を通し、蒟蒻の栽培方法や絶滅寸前の在来蒟蒻の存在、そしてその品質の高さを伝えたいです。

プロデューサー

Helvetica Design 株式会社 佐藤哲也

ディレクター

Helvetica Design 株式会社 佐藤哲也

デザイナー

Helvetica Design 株式会社 遠藤令子

Helvetica Design 株式会社 遠藤 令子

詳細情報

http://ooshimaya.com

発売
2017年11月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

大島屋蒟蒻店

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

田舎感、手作り感を損ねない、これらを考えて商品名は書家へ依頼。フォントにはない味わいに仕上げました。

背景

現在、ライフスタイルの多様化や食卓の変化に伴い様々な食品が過剰に生産され、ロスされる時代となっています。その流通を根底から支える仕組みとして農家の製造メーカーの安定供給と大量生産があげられます。こうした現代の社会的背景の中で流通に対応できない素材や食材は、ある一定のブランドを残して消滅しつつあります。この生産動向とは別に、よりおいしいものや本物を求めるマーケットが拡大しつつあります。そうした中で昔は高品質として使用されていたが、栽培の困難さから生産が激減し絶滅の危機に瀕している在来種蒟蒻芋をより多くの消費者に食べてもらおうと、この取り組みが行われました。

デザイナーの想い

福島県の最南端に位置する矢祭町は昔から蒟蒻芋の生産地として有名で、かつては生産量No.1になったほど。在来種の蒟蒻芋は製造が難しく生育に3年という年月がかかるものでしたが、品種改良され早く簡単に生育する蒟蒻芋が群馬県で開発されて以来、あっという間に需要は群馬県へ。現在の矢祭町では在来種を「文化として保存する」程度の生産量となってしまいました。かつて蒟蒻文化が栄えた矢祭町の姿を取り戻して欲しい、在来種を作る生産者が一人でも増えるように、そんな思いで在来種を使った蒟蒻「白河蒟蒻」が誕生しました。手作業で芋の皮を剥き、すりつぶし煮るという大変な手間暇をかけた商品は、決して安価な蒟蒻ではありません。単に消費されていく蒟蒻から記憶に残る蒟蒻へイメージを変えて、第一印象から特別な蒟蒻だということを伝えることができるのは、やはりパッケージデザインが重要な鍵だと思いました。

仕様

原料:在来種蒟蒻芋 内容量:210g

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大島屋蒟蒻店
大島屋蒟蒻店

審査委員の評価

蒟蒻店が、昔ながらの在来種蒟蒻芋の栽培の継続が困難になっている農家の現状を知って、商品の開発に乗り出した、というプロセス自体が、「つながり」のデザインだと感じた。大量生産でつくられた素材を使用しているメーカーと、伝統的な素材をつくりつづけることが困難になっている農家。この2者を結びつけることで、新しい付加価値を生み出せる、という可能性を示している。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

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