GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
コミュニティ [あきた年の差フレンズ部]
事業主体名
株式会社studio-L
分類
地域・コミュニティづくり
受賞企業
株式会社studio-L (大阪府)
あきた年の差フレンズ部 (秋田県)
受賞番号
18G161244
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

あきた年の差フレンズ部は、秋田で長く楽しく暮らす人を1人でも多く増やすために、自分が暮らす地域に多彩な友人をつくることを促進するデザインです。 地域でのつながりが希薄化する中で孤立し孤独に悩まされる人を減らし、その結果、住み慣れたまちや地域で慣れ親しんだ暮らしを高齢になっても送り続けられる可能性が高くなると考えました。 「多彩な友人」の特徴として「年齢差のある友人」をつくることに着目し、秋田市民の協力を得て「年齢差がある友人を作る方法」をデザインし、活動を実施する部活動に見立て、あきた年の差フレンズ部を立ち上げました。部員達は、仲間や年齢差のある友人を増やす部活動を楽しみながら実践しています。

プロデューサー

株式会社studio-L 山崎亮

ディレクター

株式会社studio-L 出野紀子、西上ありさ+有限会社れんこん舎 渡辺直子

デザイナー

株式会社studio-L 出野紀子、西上ありさ+有限会社れんこん舎 渡辺直子

詳細情報

https://www.facebook.com/groups/1901981576691711/

利用開始
2018年4月

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

年齢差のある友人をつくり、愛着のあるまちで長く楽しく暮らす

背景

秋田市はWHOが提唱するエイジフレンドリーシティグローバルネットワークに参加し、高齢者にやさしいまちづくりに取り組んでいます。その一環として、2015年~2016年に8か月をかけて、65歳以上の市民29名の生活について調査しました。 すると、「高齢者」と一括りにされていた時には見えなかった彼らの生活の実態や実感が見えてきました。調査内容は、「2240歳スタイル~時間を味方にする人生の先輩たち~」という名の展覧会で発表し、多くの人に知ってもらいました。 調査の結果の中で最も重要だと思われたのが「年齢差がある友人をもつこと」でした。 そこで、次年度に秋田市と共に「年齢差がある友人をつくる、もつ」を切り口に、市民参画で高齢者にやさしいまちづくりに取り組むデザイン方針を打ち出しました。

デザイナーの想い

私たちは自分たちの経験と教訓から、高齢者という呼称をやめて、彼らを「人生の先輩」と呼ぶことにしました。調査から得られた彼らの本音や実態から、多くの先輩たちが本当に望む幸せとは「できるだけ長く、住みなれたまちで、今の暮らしを続けたい」という望みだとわかりました。 そのためには、多くの人に先輩たちの本当の気持ちを知ってもらい、本当に望まれる思いやりや助けを自然に提供できる人間関係が身近にあるようなデザインが、とても重要だと考えました。 そのために「福祉は行政や専門家の仕事」という視点や概念を減らし、自分が主役(当事者)となる地に足のついた福祉モデルでこそ実現すると考えました。 世界では、高齢者に限らず社会的孤独が深刻化し、課題解決の対策が講じられています。私達は、秋田市と一緒に開発した世界初のモデルを全国へと広げ、多くの社会的孤独に悩む人を支える社会デザインにしたいと考えています。

仕様

あきた年の差フレンズ部は、あきたで年齢差のある友人をつくるための部活動です。現在の活動人数は40名程度で、秋田市内外に暮らす住民で構成されています。現在の活動場所は秋田市内です。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

あきた年の差フレンズ部 Facebookページ

審査委員の評価

少なからず、自分の横にいる人に、人は揃っていくものだと思う。年の差がある人たちがフラットな友人として出会えたら、それはきっと素敵なことだ。若い人には未知の経験や、ライフステージで打ち当たる悩みの相談を、お年寄りには新しいことに挑戦する気持ちや、気持ちの若さを。けれども、そんな相手と出会える機会はなかなかないのが現実だ。このプロジェクトの視点は「年の差のある友達を作るのが楽しいし素敵だ」ということを率直に伝える強さと、運動として楽しく広がる気軽さがある。

担当審査委員| 岩佐 十良   伊藤 香織   太刀川 英輔   並河 進   服部 滋樹  

ページトップへ