受賞ギャラリー
2018
グッドデザイン賞
障がい当事者がリードする優しいまちづくり
障がいの有無、老若男女、世代差、国籍の違いなど関係ない共生社会をめざし、障がい当事者がプロデュースするふれ合いイベントを企画運営し、誰にもやさしいまちづくりを進めます。
受賞対象の詳細
高れい者や障がい者も一緒に暮らし易い共生の地域つくりをめざし、一般的には地域で介護やサポートを受け、護られる立場の障がい当事者が前面に出て自ら企画運営するイベントを提案しながら、一緒に参加する障がい当事者仲間の人材育成と、周囲の人たちとの交流を深めることで誰にもやさしいまちつくりが進められる。 具体的には、冬まつりや雪あかり、スキー大会、植樹、夏まつり、車いす御輿、バリアフルキャンプ、バリアフリーおもちゃ博、ポッチャ大会等のほか、車いすラグビーやパラクロカン、アイスホッケー、カーリング、テニス等パラスポーツ合宿や各種競技大会の招致、企画運営にも直接関わっている。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
NPOカムイ大雪バリアフリー研究所 会長理事 只石幸夫
ディレクター
NPOカムイ大雪バリアフリー研究所 チーム紅蓮 川村徹、伊藤仙孝、藤本直一、三田地政則、下田昇兵、相田奈美、千葉美和子、植西修二
デザイナー
NPOカムイ大雪バリアフリー研究所 チーム紅蓮 五十嵐真幸、真鳥実佐子、松波正晃

NPOカムイ大雪バリアフリー研究所 チーム紅蓮 五十嵐真幸
詳細情報
利用開始
2006/03/31
価格
500円
販売地域
国内・海外共通仕様
設置場所
北海道旭川市を起点に国内外
背景
地域の高校を卒業して社会人となり、職場のバリアフリー環境が整備されてない等の理由から安定した就労もままならず、異業種交流グループが取り組んでいた障がい者スポーツ振興の集まりに車いすを利用する障がい当事者として呼ばれ参加したことで地域の企業経営者との交流が始まりました。地域でもユニバーサルデザインやバリアフリーという言葉が出始めた頃で、その社会ニーズを満たすための役割が障がい当事者としての自分たちに与えられました。 東京2020オリパラの影響からバリアフリー化の取り組みが促進され、地域内外からのバリアフリー化サポートの要請が増加している。
経緯とその成果
障がい当事者がプロデュースする誰にもやさしい共生の地域つくり
デザイナーの想い
地域での巡り会い、ふれ合いの機会つくりに努め、フルシーズン、屋内外でのイベントを企画運営を通してたくさんの人たちとの同意と共感つくりが進められる。 何かをしてもらうことを待つのではなく、地域ニーズを探りながら誰にもやさしい交流イベントを協創するように取り組んでいる。 護ってもらう障がい当事者から脱皮して、積極的に前面に出て活動することで地域の一員としての認知を受ける元気な障がい当事者リーダーが育ってきた。 10年前は一つのイベントにかかりきりだった体制が、複数のイベントに分かれて運営できるまで成長してきた。今後も真の共生社会つくりを目指して障がい当事者リーダーの輩出に努めることとする。
仕様
北海道旭川市で活動する車いす紅蓮隊(ぐれんたい)は、障がい当事者メンバーの企画運営で「誰にもやさしいまち旭川」を目標に、フルシーズン誰もが参加しやすい交流イベントつくりを目指し、障がいの有無や年代、性別、国籍に関係ない地域共生の環境整備を進めています。
どこで購入できるか、
どこで見られるか
カムイ大雪バリアフリーツアーセンター・チーム紅蓮
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
岩佐 十良伊藤 香織太刀川 英輔並河 進服部 滋樹
評価コメント
「車いす紅蓮隊(ぐれんたい)」は障がい当事者が組織する団体。北海道旭川市で2006年4月から様々なイベントを企画、NPOカムイ大雪バリアフリー研究所とともに運営している。審査会では当事者が様々なイベントをプロデュースしている点のほか、最近出版された料理のレシピ本が高く評価された。健常者の視点ではなく障がい当事者の視点で制作されている点、さらに事業化されれば独自財源になるという「仕組み」も素晴らしい。
