GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
事務所併用住宅 [唐原の事務所併用住宅]
事業主体名
矢作昌生建築設計事務所
分類
戸建て住宅
受賞企業
矢作昌生建築設計事務所+九州産業大学矢作研究室 (福岡県)
受賞番号
18G100866
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

変形地に建つ3階建ての事務所併用住宅(自邸)である。JRの駅から程近い立地、2本の線路とその向こうの幹線道路、大学キャンパスなど都市的な要素と、対称的に、川、山並み、田んぼ、海風、山風など、豊かな自然の要素が混在している敷地である。川や線路に切り取られたような変形の敷地に対して、都市的な軸性を読み解きながら散在する自然の要素を取り込むこと、それに加え、建築のハードとソフト両面の超寿命化を考えること、時を刻む建築の在り方、職住一体の距離感、仕事と子育ての両立、ライフスタイルや家族構成の変化、地域に開かれた事務所、そして、エネルギーを極力使わずに快適に過ごすこと、などをテーマに設計を行った。

プロデューサー

矢作昌生建築設計事務所事務所+九州産業大学 矢作昌生

ディレクター

矢作昌生建築設計事務所事務所+九州産業大学 矢作昌生

デザイナー

矢作昌生建築設計事務所(矢作昌生、澤田豊)+九州産業大学(矢作昌生)+なわけんジム(名和研二、荒木康佑)

詳細情報

http://www.myahagi.com/j/archi/residence/2017Tonoharu/2017Tonoharu.html

利用開始
2017年5月3日
設置場所

福岡県福岡市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

プリミティブな手法の再考と新しい技術を組み合わせて、超寿命で省エネな建築の在り方を模索しました。

背景

21世紀はエコロジカル、エコノミカル、サスティナブルであることがあらゆる分野の共通のキーワードである。しかしながら、そのアプローチは様々だ。この住宅では、メンテナンス性・持続性に一抹の不安が残るハイテク技術や新建材に頼り切ることなく、元々の素材の特性を活かすこと、形が生み出す性能、部材交換が容易にできること、状態が確認しやすいこと、用途や間取りの変更が容易にできるつくりにすることなど、ある種プリミティブな手法を見直すことで、現代における超寿命で省エネな建築を模索した。

デザイナーの想い

住宅は百年の時代と言われ、時間を意識してデザインせざるをえない。一方、最先端機材は数年で刷新されることもある。また、建築で使用される素材の耐久年数はまちまちだ。耐久性は残っていても使い方の変化により取り壊されることもある。更に近年、エネルギー削減など環境配慮が求められる。そこで、この住宅では、蓄熱しない木を外壁に使用したり、鉄やコンクリートはサーマスラブ(地熱床暖房)の蓄熱や伝熱に利用したりして「素材の特性」を活かし、影をシュミレーションして温熱環境を向上させるなど「形がつくる性能」を意識してデザインした。ハイブリットS造の強固な躯体に、状態が確認でき部材が容易に交換できるように二次部材は極力露出している。この建築は自邸という私的なものであるが、ある種プリミティブな手法を再考することにより、現代における建築の超寿命化と省エネ化を意識して、応用性、汎用性、普遍性を持つ建築の在り方を模索した。

仕様

敷地面積:181.87㎡(55.01坪)、建築面積:78.28㎡( 23.67坪)/ 建蔽率43.04%、1階床面積:45.77㎡( 13.84坪)、2階床面積:56.11㎡(16.97坪)、3階床面積:43.14㎡(13.04坪)、延床面積:145.02㎡(43.86坪)/ 容積率79.73%、駐車場床面積:16.05㎡(4.85坪)、鉄骨造3階建て

どこで購入できるか、
どこで見られるか

福岡県福岡市
矢作昌生建築設計事務所

審査委員の評価

周辺環境の差異を読み取り、時間、ライフスタイル、構造、快適性など、さまざまな観点から紡ぎ出された形態は、多様性のある全体像に帰結していると言える。建築形態そのものが生活の豊かさを表現しているようであり、そのことが高く評価された。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   手塚 由比   栃澤 麻利  

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