受賞ギャラリー
2018
グッドデザイン賞
漬物容器
ピクルストン
受賞対象の詳細
■現代のライフスタイルに合わせた新しい漬物ポット「picklestone」 。普段捨ててしまうような野菜の切れ端でも、塩を加えて重石を乗せておけば 簡単に漬物ができることに気づいた料理好きのデザイナーが、冷蔵庫のポケットに収まるシンプルな形状を考案。 保存料や着色料などの添加物を使わず、自分で漬けた安心・安全なお漬物を作ることができるようになりました。 いまやスーパーマーケットで買うことが当たり前になってしまった日本の漬物。 食べ物を作るプロセスそのものから再びデザインし直す事で、フードロスの解消、日本食文化への気づきを このプロダクトで提案することで、価値を再発見することに成功しました。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
田中友規
ディレクター
田中友規
デザイナー
田中友規

詳細情報
利用開始
2018/01
価格
オープンプライス
販売地域
国内・海外共通仕様
背景
このプロダクトの最大の発見は、お漬物の新しい居場所をみつけたこと。いまの生活環境では、大きな樽を置く場所も、一日中ひんやりとした日陰もマンションではなかなか探すのが難しい。ならば、形を変えて冷蔵庫のポケットにペットボトルと一緒に並ぶような形に変えてしまうことにした。野菜を入れて、塩と鷹の爪、昆布を入れる。あとは上から漬物石を乗せるだけ。昔ながらの石で漬ける方法で、じっくりと水を抜き、発酵し、手をかけて、野菜が漬物に変わっていく時間を楽しませたい。また、このポットが身近にあることで、いつもは捨ててしまうような野菜の切れ端やちょっと古くなった野菜も、傷んだところを取ってしまってポットに入れていけば立派な漬物になる。小さな気づきかもしれないが、こんなちょっとしたコトが日本のフードロス削減にも、そして保存料や着色料を使わない安全な食について考えるきっかけにも繋がってるんだと実感してほしい。
経緯とその成果
まったく新しい漬物ポット、という言葉に集約しました。
デザイナーの想い
一目で使い方がわかるよう構造を極めてシンプルにしたことで、生活者が漬物をつけたくなる心理を追求した。
仕様
本体(フタ装着時):直径約92mm × 高さ約220mm 重石(庵治石・ヒノキ部分):直径約86mm × 高さ約70mm 全体重量(ビン・フタ・重石):約1260g、重石(庵治石・ヒノキ・ヒモ):約810g 容量 ビン全体:約1250ml、漬物容量:約750ml 庵治石(日本製)、ヒノキ(日本製)、ヒモ:綿(日本製)、フタ:竹(中国製)、パッキン:シリコーンゴム(中国製)、ビン:ガラス(中国製)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
https://picklestone.official.ec/
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
鈴木 元井上 裕太玉井 美由紀渡辺 弘明Alex TerzariolByung-wook Chin
評価コメント
野菜の切れ端を放り込んで、冷蔵庫のポケットに入れれば漬物が出来てしまう。プロダクトの質感も含めて、漬けるのが楽しくなり習慣になりそうなデザイン。縄が水分を吸ってしまう点や、縄が外れた際に慣れないと重石の穴に通すのが難しいといった点についても議論したが、若い世代にとって縁遠くなりつつある漬物をポップに身近にするデザインが評価された。
