GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅(長屋) [SUVACO HANEDA E, SUVACO HANEDA W]
事業主体名
シマダアセットパートナーズ株式会社
分類
その他住宅・住空間
受賞企業
シマダアセットパートナーズ株式会社 (東京都)
DEW STUDIO (東京都)
受賞番号
17G100971
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

間口が狭く、通風や採光面などで不利な旗竿敷地を2つ組み合わせることにより、豊かなアプローチと中庭を囲む、二階建てと三階建ての双子のような14戸の長屋を計画した。 ワンルームという空室率の増加が激しいジャンルにおける付加価値を提供したいと考え、中庭や隣地境界に面した窓周りにベンチや小上りなどを設え、緩やかにエリア分けされた空間とすることで、ワンルームだがもう一つの居場所を感じられる作りとした。木々に吊り下げられた巣箱のように、このプラスαの空間が張り出し、街なみに対して表情のある外観を作っている。

プロデューサー

シマダアセットパートナーズ株式会社 代表取締役 島田成年

ディレクター

シマダアセットパートナーズ株式会社 建築事業部 莅戸裕美

デザイナー

DEW STUDIO 小高ちひろ、久保田敬亮

Chihiro Kotaka/Keisuke Kubota

詳細情報

http://www.dew-stdio.com

利用開始
2017年6月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都大田区

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

住戸の個性がそれぞれの窓をきっかけに外壁に現れ、心地良い場所に掛けられた巣箱の集合体のようなデザイン

背景

周辺地域は、町工場が点在し彩の少ない住宅密集地であったため、旗竿敷地のアプローチを通路として消化してしまうのではなく、庭のような設えにすることによって地域に貢献しつつ、各住戸のプラスαの空間を中庭へ向けて可能な限り引き寄せて、居住性の高い長屋を作りたいと考えた。 ワンルームの集合住宅には、効率化を図るあまり、必要な床の広さと設備だけが用意されたものも少なくないが、この長屋の計画においては、自分らしく住まうことを楽しみ、住まうことをもっとデザインし、創造するきっかけを盛り込むことが望ましいと考えた。

デザイナーの想い

自分の好きなデザインやライフスタイルを叶える1つにマイホームという形があるが、全ての人が手に入れられるかというとなかなか難しい。そこで、ワンルーム賃貸という身近な形において、自分らしく住まうことを意識するきっかけを作りたいと考えた。がらんどうの部屋でも、モデルルームのようにスタイルを作り込んだ部屋でもなく、居住者が暮らしのシーンを想像し、幅を広げる”しかけ”に焦点を当てている。20㎡前後と小さなワンルームであるが、いくつかのシーンが感じられることで、居住者の住まい方に幅が生まれることを期待している。

仕様

敷地面積 E棟 139.38㎡/W棟 126.28㎡, 建築面積 E棟 70.64㎡/W棟64.14㎡, 延床面積 E棟 194.33㎡/W棟 126.28㎡

審査委員の評価

ワンルームの賃貸住宅でありながらも、+αの空間を設けることで、豊かな暮らしを実現しようとした取り組みには大変好感が持てる。旗竿状の2敷地を一体化することで得られたアプローチを豊かな外部空間としてしつらえ、+αの空間として設けられた出窓が印象的な外観を構成している。ワンルーム賃貸のイメージを払拭する、大変丁寧なデザインである。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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