GOOD DESIGN AWARD

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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
学校制服 [ストレスフリーアクティブ学校制服]
事業主体名
菅公学生服株式会社
分類
装身具
受賞企業
菅公学生服株式会社 (岡山県)
受賞番号
16G010067
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

学校制服は着用者の嗜好で選んで購入する一般服とは異なり、選定者=学校、購入者=保護者、着用者=生徒である。生徒たちが普段着用しているカジュアルで動きやすい一般服に比べ、3~6年間毎日のように着用を想定した丈夫でフォーマルな作りの学校制服は、長時間着用することに圧迫感・重量感・動きにくさといったストレスを感じている生徒も少なくない。このようなストレスを軽減する為に、生徒たちの勉強する姿勢や日常動作を調査。「前傾姿勢」や「手を挙げる動作」時の、生徒たちの動きを阻害する要因を見つけ、独自の設計と素材の組合せにより動きやすく着心地の良い学校制服を開発した。

プロデューサー

菅公学生服株式会社 開発本部 スクール企画開発部 原田 季典

ディレクター

菅公学生服株式会社 開発本部 スクール企画開発部 学生工学研究所 川井 正則

デザイナー

菅公学生服株式会社 開発本部 スクール企画開発部 学生工学研究所 岡本 綾乃

詳細情報

http://kanko-gakuseifuku.co.jp/school/active_blazer/

採用開始
2012年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

全国の小中高の学校

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

長時間の着用によるストレスを軽減する、動きやすく着心地の良いストレスフリーアクティブ学校制服。

背景

生徒・保護者を対象に行った「学校制服に求める機能性」調査の結果、「着心地(動きやすさ)」が上位であった。 従来の学校制服の設計は静立時にきれいに見えるよう設計しているが、毎日・長時間着用する衣服だからこそ、静立時だけでなく生徒たちの日常動作にも対応できる独自の設計と素材と組み合わせた学校制服を開発した。

デザイナーの想い

カンコーでは色や柄コーディネイト等に関する生徒嗜好調査・研究を実施、その結果を反映したデザインにより生徒たちが毎日の学校生活を楽しく過ごせるデザインを提案している。 動きやすさに関しても、応募商品により従来の学校制服では対応できていない着心地・動きやすさを提供。 学校制服こそが、生徒たちのココロとカラダ両方の視点で学びに最適な衣服であると考え、商品開発を行っています。

企画・開発の意義

私たちカンコーは、学校制服・体育着を通じて「夢に向かう子供たちの成長を応援」する事を企業としての約束としている。学生生活の間で最も長時間着用する学校制服で、生徒たちのカラダとココロにかかるストレスを軽減。 学生生活を快適に過ごしてもらい、勉強や部活動などに取組む生徒たちの成長を応援したいと考えている。

創意工夫

応募対象は、「前傾姿勢」や「手を挙げる動作」による背中・上腕部・ひじにかかる衣服圧を軽減する為、独自のアクティブ設計に以下の工夫を取り入れている。①背身のパーツを通常の左右2枚から、動きの基点となる「肩甲骨」に配慮して、4枚で設計。背中と上腕部の衣服圧を軽減。②袖付けの角度を少し開いた状態で設計することで、腕が挙げやすくなり上腕部の衣服圧を軽減。③ひじ上にある縫い目を外側に移動することで、ひじ屈伸時の衣服圧を軽減。素材面では、カンコーの先行研究により、生徒たちの日常動作に最適としている横ストレッチ16%を使用。ストレッチ率の高い素材は、縫製の高い技術と設備を必要とするが、カンコーは自社一貫生産でそれを可能としている。以上の工夫により応募商品は検証実験の結果、従来設計&ストレッチなし素材に比べ、背中にかかる圧力を約10分の1以下に低減、動きやすさと着心地が良くなった。

仕様

長時間着用することでの圧迫感・重量感・動きにくさというストレスを軽減するストレスフリーアクティブ学校制服。 動きの基点となる「肩甲骨」に配慮した4枚パーツの背身、ひじ屈伸時に配慮してひじ上にある縫い目を外側へ移動、袖付け角度を少し開いた状態にすることによって、背中や上腕部の衣服圧を軽減し、また腕を挙げやすくした。 また16%横ストレッチの素材を使用することでより動きやすく着心地のよいものにした。

審査委員の評価

スクール制服というさまざまな拘束のある厳しい条件もとで、実際に着用する生徒の日常動作を妨げないようなデザインを取り入れた点にオリジナリティが認められる。

担当審査委員| 倉本 仁   安東 陽子   原田 祐馬   山田 遊   Carl Liu  

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