GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
緞通 [山形緞通]
事業主体名
オリエンタルカーペット株式会社
分類
個人・公共向けの意識改善
受賞企業
オリエンタルカーペット株式会社 (山形県)
受賞番号
15G141219
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

山形での緞通作りは、昭和10年中国から緞通織り技術者を招聘し、地域振興の為に始まりました。日本で唯一、糸作りから染め、織り、アフターケアまでの一貫管理の製品作りが特徴で、その品質の高さから戦艦大和・武蔵の長官室、バチカン宮殿ローマ法皇謁見の間、新宮殿や吹上御所、赤坂離宮・京都迎賓館など、国内外の著名建造物に納められてきました。その技術を生かしホームユース向けにブランディンに取り組み、’足元からのおもてなし’のブランドコンセプトのもと『山形緞通』を立ち上げました。「古典ライン」「現代ライン」「デザイナーライン」、全ての製品は’自然を取り込む’というデザインテーマに限定されております。

プロデューサー

オリエンタルカーペット株式会社 代表取締役 渡辺博明

ディレクター

エイトブランディングデザイン ブランディングデザイナー 西澤明洋

デザイナー

エイトブランディングデザイン デザイナー 西澤明洋+株式会社KEN OKUYAMA DESIGN 代表取締役 奥山清行+東京大学教授 隈研吾

エイトブランディングデザイン デザイナー 西澤明洋

詳細情報

http://yamagatadantsu.co.jp/

発売
2014年11月26日
価格

62,400 ~ 5,700,000円 (織り方が「手織り」か「手刺し」かによって、またデザインとサイズ違いにより、価格に大きな幅があります。特に『山形緞通』の「古典ライン」のウール素材の手織り緞通は、日本では希少な製品です。)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

空間に「自然をとりこむ」の共通テーマのもと、伝統的な「古典」と新しい「現代柄」にフォーカスします。

背景

市場環境として縮小傾向にあり、しかも一般顧客視点としては、モダンへシフトし始めているカーペット市場の中で、現状は訴求力が弱いポジショニングに陥っていました。『山形緞通』は伝統や技術力を背景にしつつ、新たな顧客創出に向けて独自性のあるライナップを整理し、空間に「自然をとりこむ」という共通テーマのもと、伝統的な「古典」と新しい「現代柄」にフォーカスを当てた商品展開します。

デザイナーの想い

山形緞通は圧倒的な職人の技術力を持ち、職人が生み出すじゅうたんは、他に類を見ない程手触りが良く、高品質です。今回リブランディングを行い、既存ラインアップの整理と併せて既存ラインには無かった現代ラインの商品開発を行いました。 現代ラインでは「染め」の技術を活かし、40色程の細かなグラデーションの空景シリーズを新たに展開し、山形緞通の高い技術を表現できるじゅうたんの柄を追求しました。

企画・開発の意義

私たちは「足もとからのおもてなし」をコンセプトに山形で、素足の生活様式に合わせたじゅうたんを独自に作り続けてきました。 最高のじゅうたんをしつらえ、客人を、家族を、そして自分をもてなしていただく。 私たちは、ものづくりを通し「足もとからのおもてなし」の気持ちをお伝えし、皆さまの暮らしと心が豊かになっていくようにと願っています。そして、脈々と受け継がれてきた 職人の技を未来へとつなげていきます。

創意工夫

山形緞通のじゅうたんは、日本で唯一、糸づくり・染め・織り・アフターケアに至るまでのすべてを一貫生産で行っています。 既存商品は、日本の生活様式に合わせた古典ライン、奥山清行氏、隈研吾氏の「デザイナーライン」を展開しておりました。 山形の豊かな自然をモチーフに展開してきた既存ライン。この展開をもとに「自然をとりこむ」というデザインコンセプトを再構築し、山形緞通の「技術力」、と「一貫生産体制」と「既存商品」の組み立て直しを行いました。 古典ラインは、職人の技術力を際立たせるため手織りの3柄に絞り、現代の住空間に合わせたシンプルでモダンな現代ラインを新たに加えました。商品ラインアップは「古典ライン、現代ライン、デザイナーライン」となり、山形緞通の良さをより広くそして伝えやすくしました。

仕様

昭和10年中国の緞通織技術者を山形に招き、我々のものづくりが始まりました。品質の高さを評価頂き、戦艦大和・武蔵の長官室、バチカン宮殿ローマ法皇謁見の間、新宮殿、赤坂離宮等、国内外著名建築に納入を重ねて来ました。しかし建築では良いもの→贅沢品の概念が、ものづくり存続を脅かす大きな要因となっています。技術伝承の為、培って来た技術を最大に生かしたホームユースブランド『山形緞通』を立ち上げました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大塚家具各店舗
山形緞通
山形緞通から卓越した職人技と繊細な色彩が魅力の新シリーズ「空景」誕生

審査委員の評価

伝統的な職人技術を継承するための新たな販路に向けた企画をその背景を踏まえてブランド化する一連のプロジェクトは素晴らしい。 ホームユースとして、今までのような環境=空間の主役として用いられるばかりでなく、家具やその他細かいものと調和を保ち空間に馴染みバランスのとれた今後のデザイン展開に期待したい。

担当審査委員| 横川 正紀   色部 義昭   上田 壮一   南雲 勝志   山崎 亮  

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