受賞ギャラリー
2014
グッドデザイン賞
ペンホルダー
ホールドオン
受賞対象の詳細
手帳とペンを一緒に持ち歩くためのペンホルダーの新製品。 従来の製品より耐久性が高く、細いペンから太いペンまで幅広く使用出来ます。 また、製品形態はシンプルな「板」ながらも「しなり」を利用した機能を開発したことで、ペンをしっかりホールドでき、使用する際にはサッとペンを外せる利便性を実現。(特許取得済み) さらにファッション性を高めるために全12色をラインナップ。 ペンや手帳に合わせ好みの色が選べます。
※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります
プロデューサー
株式会社パワーデザイン 竹内真太郎
ディレクター
株式会社パワーデザイン 竹内真太郎、大井雅人、 ソランコラボレーション 並木啓道
デザイナー
竹内真太郎

詳細情報
発売
2013/12/20
価格
300円
販売地域
国内
背景
ペンさし部分がない手帳とペンを一緒に持ち歩きたいと思ったことがきっかけ。 市場には既存のペンホルダーもあったが、耐久性が弱い、ペン軸のサイズが限定される、ペンの出し入れがしづらいなど、自分にとって満足のいく機能、デザイン性のものがなかった。 ペンと手帳を持ち歩きたいと思っている人に、手帳にしっかり付き、ペンをしっかりホールドでき、かつ丈夫なペンホルダーを提供したいと考えた。
経緯とその成果
シンプルさを重視しながらも、耐久性と、しっかりしたペンの固定および、簡単に取り外せる機能を追求。
デザイナーの想い
コンセプトである「シンプル」と「製品の機能」の両立と追求。必要な「機能」を達成した上で、どこまでシンプルなデザインに削ぐことができるか。これに挑戦したかった。 また、その挑戦によって結果的に生まれるであろう、機能美を探っていった。
企画・開発の意義
シンプルであることで、製造コストを抑え、低価格での提供が可能。 しっかり固定されることでペンを紛失することなく、取り外しが容易なため、すぐにペンを使用できる高い利便性を提供できる。 高い耐久性は、商品の使用期間を伸ばし、環境にも優しく経済的である。 また、上記のポイントが複合することで生まれる、機能美が得られると考えた。
創意工夫
シンプルを追求した結果、1枚の板でペンホルダー機能の達成に至った。 弾性のある板素材の「しなり」を利用しペンを押さえつけることで、しっかりした固定を達成。 ペンをペンホルダーから取り外す際に、孔の形状が変化する設計の工夫によって、簡単な取り外しを達成。 切り込みの位置や長さなど最適な設計を施し、製品にかかる負荷を逃がすことで高い耐久性を達成。 この切り込みは製品自体の破損を防ぐだけでなく、ペンホルダーがノートから剥がれることの防止にもなっている。
仕様
サイズ:W 38 x H 63 x T 1 mm 重量:1 g 材質:PP(ポリプロピレン)
どこで購入できるか、
どこで見られるか
株式会社 伊東屋(銀座本店 および 支店)
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
審査委員の評価
担当の審査委員
渡辺 弘明川島 蓉子工藤 青石寺田 尚樹
評価コメント
最も簡易に、そして単純な方法で課題を解決したスマートさを感じた。このようなシンプルなプロダクトは素材の特性や細やかな形状の検討などが充分になされていないと成立しない。その完成度を評価したい。今後、ノベルティーやブランドとのコラボレーションなどへの発展性を感じる。また、ペンの軸の太さに対応したバリエーションや手帳、ファイリング自体のデザインへの可能性もあるだろう。
