GOOD DESIGN AWARD
受賞ギャラリー
2009
グッドデザイン賞
HDVカムコーダー
HVR-Z5J

部門

ネットワーク領域

分類タグ

情報機器

事業主体名

ソニー株式会社

受賞番号

09E11002

受賞対象の詳細

ソニーの業務用 HDVカムコーダーラインナップで中核を成すスタンダードモデル。ソニーの一眼レフカメラαシリーズで光学特性に優れた Gレンズを初めてカムコーダーに搭載。非球面レンズを3枚、特殊低分散ガラスを2枚採用することで、広角29.5mm(35mm換算値)と光学20倍ズームを実現。また高感度な Exmor CMOS センサーを3枚搭載することで暗所でも着色が良くノイズが少ない映像を撮影可能。テープとコンパクトフラッシュハイブリッドの両メディアに対応したハイブリッド記録は上位機種 HVR-Z7から継承し、各メディアの長所を活かしたワークフローを構築することができます。

※ 自動翻訳サービスDeepLを利用して生成されたテキストの場合があります

プロデューサー

ソニー株式会社 DI事業本部 PV事業部

ディレクター

ソニークリエイティブワークス株式会社 岡 広樹、永井 淳雄

デザイナー

ソニークリエイティブワークス株式会社 宮崎 哲朗

発売

1970-01-01

販売地域

国内・海外共通仕様

デザイナーの想い

HVR-Z5Jはテープメディアの集大成モデルです。ハードディスク/カードへとメディアが変遷していく過程のなか、プロフェッショナル機器として機能/性能を含め、「ユーザーが誇りを持って使用できるカメラ」を意識してデザインを心掛けました。特に重量バランスに関しては長時間使用にも耐えれるようグリップ等に工夫を凝らし安心感を与えるクオリティーの高いデザインに仕上げることが出来ました。

開発・企画について

応募対象が達成しようとした目標

カメラは光学特性が最重要であるという原点に立ち返り、Gレンズの光学特性を最大限活用することから開発を着手。特に広角を 30mm以下にすることが業務用として求められていることに着目し、かつ低照度環境下における HD映像のクオリティが絶対的な性能差として必須であることに注目。更に上位機種 HVR-Z7から継承できる機能はできる限り搭載するようにし、ソニーが提唱するワークフローの統一感を打ち出しました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

結婚式場や舞台・イベントを撮影するプロダクションカメラマン。ミュージックビデオクリップ等を政策する映像クリエーター。映画やドラマを撮影するカメラマン。広報や証拠記録に映像を仕様する企業・官公庁・研究所。趣味で映像を撮影するハイエンドアマチュア等も使用対象と捉えています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

ソニーの一眼レフカメラαシリーズで光学性能を徹底的にこだわって設計された Gレンズを初めてカムコーダーに搭載することで、広角29.5mm(35mm換算値)と光学20倍ズームという高レンズスペックを実現。また、高感度な Exmor CMOS センサーを3枚搭載することで低照度でも着色が良く、ノイズも少ない映像を撮影することができます。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

ソニーの一眼レフカメラαシリーズで採用している Gレンズの光学技術を初めてカムコーダーに搭載。また民生用カムコーダーで開発したデバイスを流用することで低消費電力化と基板面積の極小化を実現。双方の相乗効果で、小型軽量・低消費電力ながら高いカメラスペックを両立させることができました。

その問題点に対し、どのように対応したか

高性能かつ高感度な光学特性を実現したカムコーダーは数百万という価格帯や数十Wの消費電力を要すのが一般的だが、本製品は50万円以下で7.1Wで駆動。本体重量も片手で撮影できる重さ 3kg以下で、撮影現場への移動や機動力での優位性も発揮でき、ユーザーにも地球環境に対しても負荷軽減に貢献しています。

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

審査委員の評価

担当の審査委員

ムラタ・チアキ朝倉 重徳川島 蓉子芝 操枝

評価コメント

形を変えられないレンズの円柱形状を基調に徹底的に機能美が追求され精度感、高品質感とともにモノとしての魅力にあふれる製品になっている。新型の広角対応レンズ、ブラインドでの操作性、軽量コンパクトなど、プロからハイアマチュア用の機器に求められる多くの条件をバランス良くまとめている所が評価できる。
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