GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
琉球伝統芸能 [琉球伝統芸能デザイン (琉球古典音楽1名×琉球古典舞踊1名によるパフォーマンス)]
事業主体名
一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室
分類
一般・公共向け取り組み・活動
受賞企業
一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室 (沖縄県)
受賞番号
20G201274
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

琉球王国時代、独自の文化を築いてきた。その中でも「琉球伝統芸能」(=宮廷芸能)は「国学」として外交等における重要な位置づけであった。その後、時代の移り変わりにより、それらは大衆化された。しかし、現代の沖縄に最も必要なのは「美学」と「哲学」だと感ずる今、琉球王国時代に栄えた伝統芸能の理念を基に「新しいカタチ」で表現する。

デザインのポイント
1.琉球王国時代の宮廷芸能を現代のニーズに合わせて表現することにより、上質なおもてなしを再現
2.小空間(和室)・少人数(琉球古典音楽1名・琉球古典舞踊1名)の上演により、これまでにない特別感を提供
3.劇場等では味わえない、舞の所作(畳のすり足の音)や三線の弱音まで体感することができる
プロデューサー

一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室 山内昌也

ディレクター

一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室 平賀和明

デザイナー

一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室 山内昌也

詳細情報

http://ryu-design.or.jp/

発売予定
2020年10月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

背景

琉球王国時代、独自の文化を築き上げ、特に東アジアを中心とした諸外国との交易により格式高い数多くの「食」「酒」「芸能」「工芸」が磨き上げられた。その後、歴史的な背景からそれらは変化してきたが、現代に至るまで沖縄人(うちなーんちゅ)のアイデンティティーとして生活の一部となっている。その形が2019年5月に文化庁から認定された「日本遺産」となった。「琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な『琉球料理』と『泡盛』そして『芸能』」が認められたのである。しかし、その一方で「宮廷」と「大衆」が共存し、様々なものがチャンプルー化(混在化)しつつある。近年「ホンモノ」を求める声が高まりつつあり、沖縄・日本の文化芸術の発信がどうあるべきかが問われている。琉球古典音楽1名×琉球古典舞踊1名による上演はこれまでに類がなく「琉球伝統芸能の新しいカタチとデザイン」として発信したいと考察した。

経緯とその成果

1.目標:少人数・小空間を基にした、琉球伝統芸能に必要な「3つのデザイン」に取り組み、将来的に琉球伝統芸能のプロ育成を通じて、次世代に繋ぐ流れの活性化を目指す。 2. 工夫:沖縄県立芸術大学 音楽学部 琉球芸能専攻の教育プログラムを活用し、人材育成を行うと共に、卒業後も大学の理念である「個性の美」と「人類普遍の美」に沿った、少人数で上演することでの特別感を上演者、観客が共に交感することを意識している。 3. 成果:沖縄県主催事業「国内・海外富裕層向けプロモーション事業」において、琉球芸能部門として参加し、雑誌『ナイルスナイル』の記事掲載や、フランス・カンヌで開催された「ILTM」(International Luxury Travel Market)で、モデルプランとして紹介された。

仕様

かつて琉球王国時代に首里城内で上演されていた宮廷芸能の内、琉球古典音楽(歌三線)と琉球古典舞踊(女踊)に焦点をあて、高貴な「うとぃむち」(おもてなし)を再現。劇場等では味わうことのできない「少人数」「小空間」「特別感」を間近で体感することができる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

琉球伝統芸能デザイン研究室サイト
琉球伝統芸能デザイン研究室

審査委員の評価

伝統芸能は地域や民族のアイデンティティを形成するひとつであるが、保存継承という点で大きな課題を抱えている。人材不足・後継者育成に対して解決策が見つかりにくい中、この取り組みの体験する側の視点を持って一歩を踏み出した点を評価した。小空間で、音楽奏者と踊り手のみによりもてなされる、この特別で上質な時間をいつか体験してみたい。

担当審査委員| 井上 裕太   川上 典李子   ナカムラ ケンタ   山出 淳也   山阪 佳彦  

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