GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
共働き世帯への食支援活動 [月夜のキッチン]
事業主体名
三井不動産レジデンシャル三井不動産レジデンシャルサービスRISDesign&Management
分類
一般・公共向け取り組み・活動
受賞企業
三井不動産レジデンシャル株式会社 (東京都)
三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 (東京都)
RIS Design and Management株式会社 (東京都)
受賞番号
20G201270
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

増加する共働き世帯の食を応援するプロジェクト。共働き世帯においては、家事時短のニーズが高く、 “料理”を負担と感じる人が多いという社内調査結果をもとに、平日17時から20時にマンションの空地へキッチンカーを誘致。すまいの視点から“料理”に対する課題解決を目指した取組みである。

デザインのポイント
1.家事の中で負担と感じられている“料理”を、キッチンカーを平日夜にマンション足元へ誘致することで解決
2.マンション居住者だけではなく、近隣住民も利用可能な空地へ誘致し、地域全体の生活満足度向上にも寄与
3.安心できる手作りの温かい料理を提供することを実現、近年の中食需要にも対応
プロデューサー

三井不動産レジデンシャル株式会社 久保絢子、仲本裕子、村上由梨子、松延玲子

ディレクター

三井不動産レジデンシャル株式会社 久保絢子、仲本裕子、村上由梨子、松延玲子

デザイナー

三井不動産レジデンシャル株式会社 久保絢子、仲本裕子、村上由梨子、松延玲子+RIS Design&Management株式会社 井本慎也、櫻井崇仁

詳細情報

http://risdm.com/moonlight_kitchen/

利用開始
2019年2月
価格

500 ~ 3,000円 (販売価格は各キッチンカーのメニューによる。)

販売地域

日本国内向け

設置場所

マンションの私有地または公開空地等

受賞対象の詳細

背景

首都圏の新築マンション契約者においては、2018年に既婚世帯の共働き世帯率が過去最高の66%となるなど、マンション居住者のくらしは大きく変化している。そこで、社内共働き女性社員によるプロジェクトチームを立ち上げ、共働き世帯の課題抽出・分譲マンションデベロッパーとして提供すべきサービスの検討を開始。社員を対象に家事に対する意識調査を実施し、家事の中でも”料理”への負担が最も大きいことに着目した。また、日本惣菜協会「2018 年版惣菜白書」によると、中食に対する需要は高まっており、手作り料理を即座に提供できるキッチンカーをマンションの空地部分に誘致することで、満足度の高い食事を提供でき、居住者の料理に対する家事負担を減らすことができるのではないかと考えた。

経緯とその成果

居住者の料理に対する家事負担を減らすためには、キッチンカーの料理を美味しいと感じていただき、継続的にご利用いただく必要がある。その他、特に子を持つ親は、手軽さだけではなく食の安全に対する意識が高いため、ニーズに応えられる食事を提供することも重要なポイントであった。実施に向けては、居住者の導線上かつ通行の妨げにならない位置での出店を検討。また、料理の魅力や味へのこだわりはもちろん、日々の夕食として許容できる価格帯でメニューを提供できるかが重要と考え、約2ヶ月のトライアル後に居住者アンケートを実施し、メニュー及び価格設定を確認した上で本格展開を開始した。稼働後も売上報告をもとにエリアの特徴を分析・3ヶ月毎に出店スケジュールを組むことで、飽きられないメニュー設定を実現した。その結果、定期的な利用者が増え、出店者は安定した収益を得ている状況。

仕様

平日17時から20時にマンションの空地へ夕食用の食事を販売するキッチンカーを誘致。家事時短ニーズのある共働き世帯をメインターゲットにしている。設置位置については、マンションの私有地や公開空地等で、歩行者の通行の妨げとならずにキッチンカー駐車スペースを確保できるエリアと規定。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

芝浦アイランドブルームタワー、グローバルフロントタワー、パークシティ中央湊ほか

審査委員の評価

共働き世帯の家事負担の軽減に取り組むべく、オフィス街のランチタイムではおなじみのキッチンカーを夕食時にマンション空地に誘致、近隣住民も利用できるしくみを実現した。運営管理はマンションの管理会社に委託、売り上げの一部を運営資金とすることで持続可能なビジネスモデルとしている点も優れている。キッチンカーの出店者側にはランチ時を上回る収益をもたらすなど、キッチンカー業界の常識を覆した市場開拓としても注目に値する。COVID-19の影響下での需要もあるが、それだけでなく住民の支持は厚く、導入先も増えつつある。住環境に携わる立場からなされた、住民の日常に寄り添う取り組みに、評価が集まった。

担当審査委員| 井上 裕太   川上 典李子   ナカムラ ケンタ   山出 淳也   山阪 佳彦  

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