GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
建築 [株式会社遠藤建築アトリエ新社屋]
事業主体名
株式会社遠藤建築アトリエ
分類
店舗・オフィス・公共用家具
受賞企業
株式会社遠藤建築アトリエ (北海道)
受賞番号
20G161008
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

北海道を代表する樹種の蝦夷松に焦点を当て、「森から建築をつくる」ことを試みた。在来軸組工法による柱の森と光により操作されたHP shell形状の屋根により木材利用の新しい可能性を拓き、シンプルで美しい木架構を目指した。

デザインのポイント
1.北海道蝦夷松材による新しい木造空間の創出。HPシェル形状の屋根と、光の変化を映す自然と融合の試み
2.北海道という厳寒地域で快適な熱環境と低コスト化を獲得する為の、熱と風の移動に着目した設計
3.外観に金属板と木格子を組み、水盤も設け季節や日々の風景を映しまた風雪により表情が変る豊かな風景の試み
プロデューサー

株式会社遠藤建築アトリエ 遠藤謙一良

デザイナー

株式会社遠藤建築アトリエ 遠藤謙一良+株式会社安藤耕作構造計画事務所+札幌市立大学大学院デザイン研究科、中谷航平、廣林大河、齊藤雅也

詳細情報

https://www.endo-aa.net/

利用開始
2020年9月27日
販売地域

日本国内向け

設置場所

北海道札幌市中央区

受賞対象の詳細

背景

北海道の面積の71%が森林に覆われている環境で、一般流通されていない地域材・蝦夷松に焦点をあて、「森から建築をつくる」ことを念頭に、由緒を持った地域と深く関わる建築を実現した。 今後、SDG‘sの拠点として持続可能な社会が求められている中で、 未だ活用されていない地域材を活かし、豊かな建築文化を創出するための循環可能で美しいデザインを目指した。

経緯とその成果

見えるデザインと見えないデザインの目標を設定した。見えるデザインとして、蝦夷松無垢材を美しく見せる為、在来工法の未来として新しい構造デザインを試み、屋根にHPシェル状の一枚のウェイブした屋根を実現した。また、外壁に格子と金属パネルを立体的に組み合わせ、四季の深緑や夕景・雪による雪景色と季節を写し込む外観ファサードを試みた。見えないデザインとして建築の外皮性能を高める事で、暖房を1階床下のみとして、熱の温度差と換気による空気の対応で2階に暖房機をなくし、限りなく自然(パブリック)に近い空気のデザインによる、室内気候を実現した。

仕様

施工期間:2018/09/01-2019/08/30  敷地:北海道札幌市中央区  敷地面積:277.69㎡  構造規模:木造2階建 最高高さ:8.174m  建築面積:146.96㎡  延床面積:276.79㎡  材料:ステンレス鋼板横葺 木製サッシ・Low-eトリプルガラス ・道南杉羽目板(1F外壁)・ 亜鉛鋼板スーパーダイマ素地(2F外壁) ・蝦夷松(外壁格子)

審査委員の評価

北海道蝦夷松を構造材から外装まで使用するなど地産地消の考え方を取り入れた木造建築の設計事務所。構造形式は在来軸組工法に屋根にHPシェルを組み合わせたシンプルな作りで部材を小さくすることで地元の大工さんでも施工可能な作りとなっている。HPシェルの美しい曲線を描く屋根は床下暖房の暖気の対流を生み出し室内環境にも寄与している。材料、構造、設備、全ての要素が無理なくバランス良く生かされ魅力的な建築となっている点が評価された。

担当審査委員| 原田 真宏   遠山 正道   永山 祐子   吉田 愛  

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