GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
賃貸集合住宅 [フロール元住吉]
事業主体名
神奈川県住宅供給公社
分類
中〜大規模集合住宅
受賞企業
神奈川県住宅供給公社 (神奈川県)
株式会社HITOTOWA (東京都)
一般社団法人かながわ土地建物保全協会 (神奈川県)
大成ユーレック株式会社 (東京都)
東京ガスコミュニケーションズ株式会社 (東京都)
Sデザインファーム (東京都)
受賞番号
20G150946
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

“生涯賃貸”というライフステージに合わせて住まい方を変えながら住み続けられる住宅です。住替え可能な居住空間があり、日常管理とコミュニティ醸成も行う管理員「守人」が共用部や交流スペースにて、地域の医療と女性活躍のNPOや学生と協働、居住者と地域の人やコトを繋げます。同じ地域に永く住める、地域と関わりを楽しむ賃貸住宅です。

デザインのポイント
1.管理員「守人(もりびと)」が人とコトを繋ぎ、多様な人々と地域との関わりを楽しめる共用部・カフェを設置
2.建物内で住替え可能な様々な大きさの標準住戸、生活を楽しむライフスタイルに特化した多様な特別住戸を設置
3.シェアラウンジ・交流スペース・カフェの活動を外に拡張し居場所を生む、カウンター・ベンチ・庇をデザイン
プロデューサー

神奈川県住宅供給公社 並木文栄、盛合嘉浩、森川雄太

ディレクター

HITOTOWA 荒昌史、西郷民紗、田中宏明、細川瑛代+東京ガスコミュニケーションズ株式会社 熊谷多生+一般社団法人かながわ土地建物保全協会 工藤雅志

デザイナー

大成ユーレック株式会社 太田敦子+Sデザインファーム 鹿内健、田野めぐみ

詳細情報

https://www.kousha-chintai.com/search/bukken.php

利用開始
2020年2月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県川崎市中原区西加瀬5番

受賞対象の詳細

背景

多様な働き方や社会・経済情勢の変化により、家を購入しない選択肢も増えつつある中で、永く住める賃貸住宅があれば、永く地域に根ざした暮らしができるようになり、より幸せに暮らす人々が増えると考えました。賃貸住宅では居住者のライフステージが住宅に合わなくなり退去します。単身世帯等が地域と接点を持たないまま暮らす傾向も大きな課題です。そこで住替え可能な住戸を用意し、居住者が過ごせるシェアラウンジと居住者だけでなく地域住民も過ごせる地域交流スペースを設けました。これらの空間をコミュニティ醸成をする管理員「守人」が見守ります。集合住宅と地域の境界面にはベンチ、カウンター、軒下空間を設置し、素材は内外で連続させ室内で行われる活動が自然に外に染み出し、お祭りなど地域のイベント時は内外を一体的に使えます。時代の変化に応じて家族が暮らしを変化でき、地域に開かれた”生涯賃貸”は地域の公共的役割も担えると考えます。

経緯とその成果

賃貸でも地域に馴染むこと、居住者も地域も幸せであることを目指しました。建設中に地域住民のヒアリングを丹念に行った結果、困りごとの解決として子供の居場所づくり・宿題見守り事業の展開を決定、円滑に行える建築デザインとしました。地域ニーズから講座や自己表現ができるレンタルスペース・レンタルボックス事業、本格的な珈琲を楽しめるカフェを併設。地域交流スペースとシェアラウンジは守人スペースを中央に配置し、見通しと運営のしやすさに配慮しました。新型コロナによりシェアラウンジでは居住者がテレワークを行い、「オンライン守人(管理員)」や「守人通信」の発行など予定外の取り組みも安全安心のために実施。永く住んで頂くために、標準住戸は33m2から66m2と18種類を用意、ライフスタイルを楽しむ特別住戸は土間のある住戸やキッチンが充実した住戸、テラスが充実した住戸、駐車場付き住戸など従来の賃貸住宅には無いものです。

仕様

■用途:集合住宅、地域交流スペース■敷地面積:5330.56㎡■構造・規模:壁式ラーメンプレキャスト鉄筋コンクリート造・地上6階建■総住戸数:153戸■建築面積: 2334.93㎡■延べ床面積:9571.23㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

フロール元住吉
【公式】フロール元住吉|神奈川県住宅供給公社
となりの. 元住吉のコワーキングカフェ&レンタルスペース
神奈川県住宅供給公社

審査委員の評価

近年では、共用部を作り込むことによって全体の価値をあげるような共同住宅は増えてきたが、この計画は賃貸住宅でこうした挑戦をおこなっていることが素晴らしい。テナント料重視でない、地域医療・NPO・学生といった多様な立場の人をつなげるハブとしての共同住宅に、新しい可能性を感じる。運営的な観点からスタートしたものが、大きな庇の外部空間など、実設計にも結実していることも大きなポイントだ。

担当審査委員| 篠原 聡子   猪熊 純   駒田 由香   藤原 徹平  

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