GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
戸建てリノベーション [HOWS Renovation 「奥沢の家」]
事業主体名
株式会社リビタ
分類
戸建て住宅
受賞企業
株式会社リビタ (東京都)
受賞番号
20G140884
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

築24年の木造住宅を改修し、販売をしたプロジェクトである。一般的に間取りの変更が難しいと言われる2×4工法の住宅を在来工法による耐震補強を行い、大幅なプラン変更を実現した。この結果、将来のライフスタイルの変化に呼応して改変可能な可変性の高い空間と良好な住環境を作り出し、市場に再流通させた。

デザインのポイント
1.2×4工法の住宅に対して、在来工法による構造補強と一部基礎補強を行い、大幅なプラン変更を実現した。
2.1により実現した開放的な空間と断熱改修により、建物全体を一体的な空間とし、温熱環境の均一化を図った。
3.可変性の高い空間構成と住まい手の希望を叶えられるような手を加える仕組みづくりを行った。
プロデューサー

株式会社リビタ 桜庭伸也

ディレクター

株式会社リビタ 戸成圭

デザイナー

株式会社アトリエ エツコ一級建築士事務所 山田悦子

詳細情報

https://hows-renovation.com/forsale/okusawa/

竣工日
2018年8月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区奥沢

受賞対象の詳細

背景

本プロジェクトはストック住宅の流通および活用が求められる中、戸建て住宅の流通活性化を目的として展開している事業の一環として取り組んだリノベーションモデルである。木造戸建て住宅は築20年で建物価値がゼロになると言われる。それは建物が長く住み継ぐための基本性能を確保できていないことと、時代と共に変化するニーズにギャップが生じていることが一因である。社会的に継承すべき良質な建物をニーズの変化に合わせ、かつ更なる魅力を付加していく流れを普及させることが上記の問題解決につながると考える。今回はその中でも2×4工法の改修を試みている。2×4工法は建築コストの削減や工期短縮といった新築時における優位性から約40年以上前より採用され続けてきた工法であるが、改修を検討する際、間取りの変更が難しいため、現代のライフスタイルに合うように適切なアップデートが行われてきていない背景がある。

経緯とその成果

2×4工法の改修にあたり、構造検証を行い、在来工法による耐震補強や一部基礎補強を実施した。この結果、耐力壁の移設と吹抜の新設を可能にした。耐力壁の移設により、様々な用途を受け入れ、自由な暮らしを体現できる空間構成を行った。本件は四周が建物に囲われている旗竿敷地に建ちながら、既存空間は小間切れで、暗く、じめじめしていたが、吹抜を介して良好な採光と通風を享受し、住環境を改善することができた。さらにその吹抜には内庭と階段を設け、住まいの拠り所として求心力のある空間が生まれた。また、劣化・断熱改修も行い、BELS★5と長期優良住宅の認定を受けている。なお、本件は改修工事後、販売活動を行い、開放的な空間とそれを可能にした耐震・断熱性能が顧客に高く評価され、成約に至った。そして、顧客自らのライフスタイルに合わせ、入居前に追加工事を行い、今後さらに手を加える余地を残した状態で現在、生活を送っている。

仕様

■リノベーション物件の概要:所在/東京都世田谷区 用途/第一種低層住居専用地域 建蔽率・容積率/50%・ 100% 面積/土地227.83㎡ 建物 152.03㎡(1F:87.78㎡、2F:64.25㎡) 構造/木造・2×4工法・2階建 築年/平成6年5月

どこで購入できるか、
どこで見られるか

成約済みのため購入不可
HOWS Renovation Lab.

審査委員の評価

築24年の住宅が、現代的で開放的な住宅に巧みにリノベーションされている点が評価された。2x4の壁が多い住宅を、在来工法で耐震補強することで、不要な間仕切りや不要な床を取り払ったということであろう。壁の少ない可変性のある空間へと生まれ変わっている。以前は無かったであろう吹き抜けも、上下階をつなぐ魅力的な場となっている。床組みや壁組みも可視化されることで、木の温かみのある、ライブな空間が実現されていると思う。

担当審査委員| 手塚 由比   小見 康夫   千葉 学   山﨑 健太郎  

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