GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドフォーカス賞 [技術・伝承デザイン]

受賞対象名
車輪 [フジ ニンジャホイール]
事業主体名
株式会社富士製作所
分類
移動・輸送システム・サービス(ロジスティクス・物流)
受賞企業
株式会社富士製作所 (大阪府)
受賞番号
20G130817
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

“あらゆる方向”へ走行できる搬送車用の全方向移動車輪です。 世界規模で人手不足や人件費高騰が問題視される中、特に無人搬送車の出現は次の“搬送文化”を変えると確信します。 このWHEELは汎用キャスターの首振りによる揺れがなく遠隔操作でプログラム通りのトレース走行に適しているため、世の中の自動化に役立ちます。

デザインのポイント
1.(1) 耐荷重を確保するため、樽型ローラの分割によるベアリングのサイズUP及びシャフトの短縮
2.(2) 振動を低減するため、半樽型ローラの軸をずらす事で、車輪外周を円に近づけた
3.(3) 取り付けスペースを小さくする為、アルミとスチールの組合せたフレームにより、幅寸法を短縮
プロデューサー

株式会社富士製作所 代表取締役社長 村上吉秀

ディレクター

株式会社富士製作所 営業部営業課 課長 中平篤志

デザイナー

株式会社富士製作所 開発設計部 部長 高井昭義

詳細情報

http://www.fuji-bearing.com/japanese/index.html

利用開始
2020年1月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

背景

弊社では以前より、樽型のローラを45度傾け外周に配置した外径φ205mm・耐荷重980N(100kgf)の車輪を販売しており、牽引タイプの自動搬送車等で使用していただいておりましたが、お客様から実際に積載し搬送するタイプの自動搬送車に使用できる、より外径が小さく、耐荷重の大きい車輪が欲しいとの声があり、お客様の困っている部分を解決するため、外径150mm・耐荷重2940Nの車輪の開発をスタートしました。

経緯とその成果

従来の形状では目標を達成できない為、樽型ローラの検討から始めました。耐荷重を達成するには、耐荷重の大きなベアリングを使用する必要があります。樽型ローラの一番外径の大きな中央部で分割することで、耐荷重の大きなベアリングを使用することが出来ました。合わせて、分割した中央部にシャフトを支えるフレームを設けることでシャフトを短くすることが出来、目標の耐荷重を達成することができました。 しかし、分割することで、振動の原因となる谷が外周の半樽型ローラと半樽型ローラの間にできてしまったため、向かい合う半樽型ローラの軸をずらし、谷を無くす事にしましたが、半樽型ローラの間が広くなってしまい全体の幅が広くなる問題が、新たに発生しました。そこで、半樽型ローラの間にあるフレームをアルミからスチールに変更することにより、厚みを薄くすることが出来、振動と幅の問題を解決することが出来ました。

仕様

寸法:外径 150mm、内径(軸径)30mm、幅 88mm 耐荷重:2940N(300kgf) 材質:フレームアルミ+スチール 半樽型ローラウレタン+スチール 特徴:主軸方向に対し45度傾けた半樽型ローラを車輪の外周部に配置した2種類の車輪です。各車輪にモータを取り付け、回転を制御することのできる車体を製作することで、あらゆる方向への移動を可能とする車輪です。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社富士製作所
株式会社富士製作所 公式HP

審査委員の評価

各輪の回転を個別制御することにより、全方向移動を実現する車輪である。物流業界において、ますます重要性が増している無人搬送車などで利用される本品は、従来よりも外径を小さくおさえながら、耐荷重を飛躍的に高めた。ローラを中央部で分割し、さらに軸をずらすことで滑らかな回転を獲得するなど、独自の工夫の積み重ねによって、高難度の目標を達成したことを高く評価したい。無駄のない幾何学的な設計は審美性も備えている

担当審査委員| 根津 孝太   内田 まほろ   川西 康之   森川 高行  

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