GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
画像診断ワークステーション [SYNAPSE SAI viewer V1.3]
事業主体名
富士フイルム株式会社
分類
医療用機器・設備
受賞企業
富士フイルム株式会社 (東京都)
受賞番号
20G100612
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

CT、MRIなどの医療画像を表示して画像診断を行うための読影ビューワ。AI技術を活用し開発した、肺結節の候補を自動検出して表示する「肺結節検出機能」を中心に「腫瘍トラッキング機能」「肺結節性状分析機能」により、医師の画像診断ワークフローを支援する。

デザインのポイント
1.医師が画像確認後、肺結節検出機能により自動検出し表示された肺結節の候補を再確認することで見落し低減
2.腫瘍トラッキング機能により腫瘍変化を数値やグラフで可視化。比較作業をサポートし、医師の負荷を軽減
3.肺結節の性状を分析して所見文候補を提示する「肺結節性状分析機能」により医師が所見を書く作業もサポート
プロデューサー

富士フイルム株式会社 メディカルシステム事業部

ディレクター

富士フイルム株式会社 デザインセンター長 堀切和久

デザイナー

富士フイルム株式会社 デザインセンター 今道栄一

詳細情報

https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/4963

発売予定
2020年6月
販売地域

日本国内向け

設置場所

病院・医療機関

受賞対象の詳細

背景

肺結節が見られる場合には、肺がんやその他の病気の可能性がある。肺がんは、日本における死亡原因の1位である悪性新生物(腫瘍)のなかでも、男女ともに高い死亡数・死亡率を示している。肺がんの根治のためには、早期発見・早期治療が求められており、X線検査やCT検査による画像診断によってその兆候である肺結節を早期に発見することが重要となる。 国内のCT検査数は年々増加し、またCT装置の高性能化に伴い、1検査あたりの撮影画像数が増加していることから、医師の画像診断にかかる負担は増え続けている。特に、胸部CT画像の読影において、限られた時間の中で小さな肺結節を見落としなく検出することは、高い集中力を要し、さらに検出した肺結節を精査・計測して所見を書く作業にも時間を要する。そのため、医師の負担を軽減し、効率的な画像診断ワークフローを実現するソリューションが求められている。

経緯とその成果

「肺結節検出機能」は肺結節の候補を自動検出して表示する。CT画像を3D解析する当社技術を活用し、3次元情報に基づいて肺結節の候補を検出するため、CTの断層画像だけでは見分けがつきにくい血管に付着した結節等も検出可能。医師は「肺結節検出機能」を起動、画像確認後に自動検出された候補を再確認することで、見落しを低減。更に「腫瘍トラッキング機能」を併用することで、過去に記録した肺結節と新たに検出・確定した肺結節の照合が可能。その変化は数値やグラフで可視化され、病変の経過観察時の比較作業をサポート、医師の負荷を軽減する。また、グループ会社である富士ゼロックスのテキスト自動生成のノウハウを応用し開発した「肺結節性状分析機能」により、肺結節の性状を分析して結果を表示するとともに、対象の所見文候補を提示。医師が所見を書く作業もサポート。これら機能は全て画像上から起動・確認でき、画像診断の効率化を支援する。

仕様

【サーバーPC】Microsoft Windows Server 2016 Standard 以降 【クライアントPC】Microsoft Windows 10,Windows 8.1 ,Windows 7,各 32bit/64bit 【スタンドアロンPC】Microsoft Windows 10,Windows 8.1 ,Windows 7,各 64bit

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富士フイルムメディカル株式会社 東京支店 営業部

審査委員の評価

早期発見、早期治療に必要な、CTなど医療画像からの病変検出に、過去のデータからAI技術を使って支援するシステムは医者と患者に大きな効果をもたらしている。読影は医師の経験に頼るところが大きく、AIによる支援は、人間である医師の能力の拡張という意味で合理的な活用として評価された。また、検出だけでなく数値やグラフでの可視化、所見を書く作業のサポートなど、画像診断ワークフローが総合的に支援されている。

担当審査委員| 朝倉 重徳   重野 貴   林 千晶   村上 存  

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