GOOD DESIGN AWARD

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2020

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ファイバー二次元レーザー加工機 [GX-F シリーズ]
事業主体名
三菱電機株式会社
分類
生産・製造用機器・設備
受賞企業
三菱電機株式会社 (東京都)
受賞番号
20G100575
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

GX-Fシリーズは、人工の光であるレーザー光を極限まで集光し、鋼板を非接触で高速・高精度に切断するレーザー加工機である。加工条件を自動調整するAI機能を世界で初めてレーザー加工機に搭載し、”止まらない”加工機を実現。外観は全周カバーで安全を確保しながら加工状態の監視が容易な大型窓を設けるなど、安全性と作業性を両立した。

デザインのポイント
1.”止まらない”レーザー加工機を実現した、加工条件を自動調整する世界初のAI機能
2.危険なものは隠し、必要なものはしっかり見せるレーザー加工機デザイン
プロデューサー

三菱電機株式会社 名古屋製作所 黒澤満樹

ディレクター

三菱電機株式会社 デザイン研究所 加藤伸一

デザイナー

三菱電機株式会社 デザイン研究所 塚本直也

詳細情報

https://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/faspec/point.do?kisyu=/laser&formNm=GX-F

発売
2019年4月10日
価格

124,600,000 ~ 160,500,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

背景

板金加工の現場では、世代交代で増加する未熟練作業者や外国人労働者、そして業界全体の人手不足などを背景に、手のかからない自動機の需要が高く、長時間連続で自動運転できる効率性が求められていた。 また、世界各国の電力価格高騰を背景に、板金加工において消費電力の少ないファイバーレーザー加工機の需要が拡大している。ファイバーレーザー加工機は現在主流の炭酸ガスレーザー加工機に対して、ランニングコスト・切断速度・メンテナンス性・高反射材の加工の面ですぐれており、今後の加工機の主力として自動車・建機・農機など幅広い産業分野で注目されている。しかし、ファイバーレーザーは集光点のエネルギー密度が高く(炭酸ガスレーザーに比べ約100倍)、加工材料に反射するレーザーを直視した場合、最悪失明する危険があった。

経緯とその成果

自動加工機は、作業者が夜間や週末に自動加工をセットして帰るといった運用方法が一般的だが、その際に異常が発生して止まると、作業が大きく遅れてしまう。そこでまずは“止まらない”ことを重視して開発を進めた。一度止まった場合は、AI機能が加工条件を自動判断し緩めの条件に変更するため、一時的な生産効率は落ちるが“作業者がいない中で止まる”という最悪の状況を回避することが出来た。ファイバーレーザーは集光点のエネルギー密度が高く、加工材料に反射するレーザーが危険になる。そのため周囲をカバーした安全な製品が求められていた反面、常に加工状態を確認したいというニーズもあった。集光点の近くを目視するには特定の波長の光をカットする特殊な透明素材の窓が必要になるが、それは超高価格なため他社の窓は作業性を犠牲に小型化する傾向にある。当社では大型窓の開閉扉を採用し、現場作業者中心の安全性と作業性の両立を追求している。

仕様

■寸法:幅6,635㎜×高さ2,850㎜×奥行2,970㎜ ■重量:7,000kg

どこで購入できるか、
どこで見られるか

【購入】販売代理店

審査委員の評価

消費電力が少なく、切断速度、高反射材の加工にすぐれるファイバーレーザーを導入するとともに、加工条件を自動調整するAIを搭載し”止まらない“機能を実現することで、ハードウェア、ソフトウェアの両面から生産効率を高めている。レーザーから作業者の眼を守る全周カバーに、安全に加工状態を確認するための特定波長をカットする大型窓を設けるなど、生産効率、作業性、安全性を総合的に実現した優れたデザインである。

担当審査委員| 朝倉 重徳   重野 貴   林 千晶   村上 存  

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