GOOD DESIGN AWARD

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CC

2020

GOOD DESIGN|グッドフォーカス賞 [技術・伝承デザイン]

受賞対象名
半袖シャツ・長袖シャツ [MIENNE]
事業主体名
菅公学生服株式会社
分類
衣料品
受賞企業
菅公学生服株式会社 (岡山県)
受賞番号
20G010031
受賞概要
2020年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

授業や登下校時に着用する体操服を含めた学校のシャツは、しばしば透けが問題視されてきた。下着の透けというセンシティブな問題は学生だけでなく保護者や、その注意のしにくさから教員の悩みの種でもある。白シャツでありながらも極限まで防透け性を高めたことで解決した。

デザインのポイント
1.1着でもインナー着用時と変わらない防透け性
2.酸化チタンを使用した糸や編目を細かくする編み方
3.高い紫外線遮蔽率
プロデューサー

菅公学生服株式会社 開発本部 学生工学研究所 三宅利明

ディレクター

菅公学生服株式会社 開発本部 学生工学研究所 佐藤範和

デザイナー

菅公学生服株式会社 開発本部 学生工学研究所 山田彩加

発売
2016年4月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

弊社で中高生の男女600人を対象に「体操服着用時の透けが気になった経験の有無」について調査を行ったところ、女子は29.7%と約3割が透けについて気になったことがあると回答した。また「透けない体操服の着用意向」については男子は「着たい」(71.0%)、女子は「着たい」(88.0%)と両者ともに非常に高い結果が得られた。さらに中高生の男女1,000人を対象とする「夏制服について」の調査でも中学・高校それぞれの女子3割から夏服着用時に困ったこととして下着の透けが挙げられるなど、今まで学校制服・体操服業界にとって「透け」は大きな課題であった。その課題を解消するために、着用者である生徒だけではなく思春期の子どもを持つ保護者や、その透けを指摘・指導しなければならない教員の悩みにも配慮できるものを目指し、「透け」の大幅な軽減に取り組んだ。

経緯とその成果

白シャツ特有の「透け」を軽減し、インナー着用時の状況に近づけることを目標とした。使用する糸に酸化チタンを練りこむことで可視光線をカットし、生地自体は編目を緻密にすることにより防透け性を高めた。もちろん生地をより緻密にすれば簡単に高い防透け性は実現できるが、生徒がシャツを着用するときの運動や登下校といった環境を考慮し、いかに快適さを失わないまま高い防透け性を持った商品を開発するかに注力した。結果として先述の工夫で、シャツとしての着用快適性だけでなく、生地の防透け性およびこれからの猛暑環境時に肌を守るうえで有効な紫外線の遮蔽率も向上させた。

仕様

寸法(Lサイズ) センチ  ・着丈:69  ・胸囲:108  ・裄丈:45.7  ・袖口廻り:38  ・首上り:41  ・外天巾:19  ・材質:ポリエステル100%

どこで購入できるか、
どこで見られるか

学生服取扱販売店

審査委員の評価

白シャツ特有の透けは、だれもが経験したことのある根深い問題である。本質的な解決が実現していないからこそ、根深い問題として存在してるわけだが、本製品は、糸レベルの改良と、快適性を失わない編み構造の開発により、非常に高いレベルで問題が解決されている事がわかる。学校制服のように、着用者自身に選択の用地がなく、着用を義務付けられる製品こそ、このような高い配慮が備わっている事により一層大きな意味を感じる事ができ、高い評価を集めた。

担当審査委員| 吉泉 聡   岡本 健   廣川 玉枝   本田 敬  

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