GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
障がい者理解に向けたソーシャルアクション [障がいのある人が描く文字や絵柄をフォント・パターン化したパブリックデータ「シブヤフォント」]
事業主体名
渋谷区
分類
社会貢献
受賞企業
渋谷区 (東京都)
専門学校桑沢デザイン研究所 (東京都)
株式会社フクフクプラス (東京都)
受賞番号
19G181329
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

障がいのある人が描いた文字や絵でデザインを学ぶ学生がフォントやパターンデータを制作。それを渋谷区公認のパブリックデータとして公開している。区民、企業の採用が広がり、多様性理解とシビックプライドにつながるソーシャルアクションになっている。またデータ販売の利益は障害者支援施設に還元し、社会参加や経済的自立も目指している。

デザインのポイント
1.障がい者アートをフォントやパターンにすることで、誰でも気軽に使え、障がいのある人を身近に感じられる。
2.障害者支援施設とデザインを学ぶ学生との交流が、福祉を地域に開き学生の実社会での学びを生み出している。
3.渋谷区公認のデータとして区民、企業の活用を広げ、ダイバーシティを推進する渋谷のシンボルとなっている。
プロデューサー

渋谷区長 長谷部健

ディレクター

専門学校桑沢デザイン研究所/株式会社フクフクプラス 磯村歩+グラフィックデザイナー・アートディレクター ライラ・カセム

デザイナー

専門学校桑沢デザイン研究所+ストライドクラブ+のぞみ作業所+はぁとぴあ原宿+工房ぱれっと+ふれんど+アトリエ福花+むつみ工房+ワークささはた+ワークセンターひかわ+株式会社渋谷サービス公社

桑沢デザイン研究所の学生、渋谷区内の障害者支援施設の職員と利用者

詳細情報

http://www.shibuyafont.jp

発売
2016年4月
価格

オープンプライス

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

当事者が自発的に参加するボトムアップ型の事業構築を意図し、障害者支援施設とデザインを学ぶ学生による共創プログラムを企画した。またパートナーシップ制度などダイバーシティやインクルージョンの普及啓発に積極的に取り組んでいる渋谷区は、先端テクノロジーと福祉を掛け合わせるなど、新たな可能性を追求する「超福祉」を推進している。以上を踏まえ、渋谷らしく先端テクノロジーとの連携の可能性を踏まえ、障がいのある人が生み出したものをデータ化する「シブヤフォント」というアイデアに帰結した。このアイデア自体も障害者支援施設と交流する中でデザインを学ぶ学生自身が生み出したものである。

経緯とその成果

共創プログラムとして、サポートするデザイナーは前に出ることなく、障害者支援施設、デザインを学ぶ学生が主人公であることを念頭に推進している。毎年、学生はボランティアで参加し、障害者支援施設の職員は通常業務を超えて障がい者の絵画活動を支援している。こうした取り組みが、本プロジェクトを自分ゴトとして捉えることとなり、自発的な広がりを生み出した。3年間の活動を通じて数百万部の印刷物、数百の商品、百箇所以上のサインディスプレイなどに採用が広がった。また、フォント及びパターンデータは、渋谷のスクランブル交差点を歩く人々、渋谷のネオン街などの渋谷のストーリーを内包したもので区民に楽しんでいただけるものとした。更に東京オリパラを見据え、障がい者スポーツを応援する応援グッズをシブヤフォントでデザインし、区内の大学の応援団に活用してもらうなど様々な関わりが生まれるようにした。

仕様

【データ数】100種以上 【アート・データ制作者】渋谷区内の障害者支援施設(9施設)、同区内のデザインを学ぶ学生(30名以上) 【データ購入方法】専用サイトからダウンロード(無料/500円) 【商用のためのデータ使用料】売上の3%

どこで購入できるか、
どこで見られるか

渋谷区役所、渋谷サービス公社、渋谷スクランブルスクエア、渋谷区内障害者支援施設、公式ウェブサイト
シブヤフォント
障がい者によるアートを社会で共有しよう!渋谷区独自の書体「シブヤフォント」が目指す先とは
ヒカリエに渋谷土産店「超芸術ショップ」 障がい者・学生・企業らコラボ

審査委員の評価

フォントへと落とし込むまでに相当の苦労があったと思う。デザインを学ぶ学生達が関係を持ち、製作するまでの教育的な観点や後の展開方法に至るまでデザイン的視点の眼差しが形となっていると思う。併走された教職員の方々と関係者の協働はクリエイティブのアウトプットに表現されている。ここから、渋谷区全域そして他地域へと方法論が共振していくように持続する形態となるよう願っている。

担当審査委員| 服部 滋樹   近藤 ヒデノリ   平林 奈緒美   山出 淳也   山崎 亮  

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