GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
活動 [KOKULABOフューチャーセンター]
事業主体名
KOKULABO(国保研究室)
分類
教育・推進・支援手法
受賞企業
静岡県立大学 国保研究室 (静岡県)
受賞番号
19G171309
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

“KOKULABO”とは教育現場と地域社会の交点として、学生と社会人が共に地域の問題解決を行うことを目的に静岡県立大学国保研究室(KOKUBO-LAB)が主宰する研究・教育活動である。活動の中心であるKOKULABOフューチャーセンターは、企業や個人が持ち込む課題に対し全ての企画運営を学生が務める日本初のスタイルである

デザインのポイント
1.学生ファシリテーター:経験に逃げない思考と戦略的不完全性が、参加者に主体性をもたせた対話の場を創る
2.大学の研究室:学びのコミュニティである教育現場と地域社会のリアルな問題をつなげる知のプラットフォーム
3.未来思考:理想とする未来のイメージを描き、そこから逆算して地域や企業の問題への解決策や提案を考える
プロデューサー

静岡県立大学経営情報学部 国保祥子

ディレクター

静岡県立大学経営情報学部 国保ゼミ

デザイナー

静岡県立大学経営情報学部 国保祥子

詳細情報

https://kokulabo.com/futurecenter/

初回開催日
2011年9月
価格

オープンプライス

販売地域

日本国内向け

設置場所

静岡県立大学国保研究室内

受賞対象の詳細

背景

立ち上げ人の国保は、社会人として勤務した後に大学院で研究と企業の人材育成に従事。その後2010年に大学に着任するが、大学と実社会には接点が少ないと感じる。大学生は大学での学びと社会とのつながりを実感する機会に乏しく、一方で就職した社会人は新たな知を気軽に得る機会に乏しい。リカレント教育のスタート地点は大学であり、大学の中に教育と実務の交点を創る意味があると考えた国保は、2010年から定期的に研究室を地域に開きワークショップを開催する。翌年東日本大震災が発生、直後に日本の未来のために何ができるかを対話する場を開催したところ、大人が「復旧」を考えるのに対し、学生は「未来を創る」という発想をして不安に満ちた場に希望をもたらした。これをきっかけに、学生と社会人がともに問題解決をする場を創ることで、よりよい社会や地域を創ることができると確信し、KOKULABOフューチャーセンターを創設する。

経緯とその成果

大学教育と地域社会が交わり、そこから具体的な解決策や未来への提案が生まれる場となることを目指している。大学生は学びと社会のつながりを実感でき、社会人は業務上の課題の本質を俯瞰して考える、こうした地域課題の駆け込み寺が身近にあることで生涯学び続けて行動する人が増え、その結果として地域が良くなっていく。そのためどんなに小さな一歩でも受け入れられるハードルの低さと、行動を応援する仲間を得られることを重視した。地元企業からの寄付金を元手に、対話をしやすいカフェ風の内装と、対話の象徴となる楕円テーブルを学生が設計。完璧ではないが温かみのあるおもてなしを心がけた。大学生にとっても、運営経験は踏み出す力、考え抜く力、そして新しい価値観等を得る機会になっている。運営ノウハウを公開し、静岡県下にフューチャーセンターが広がる礎を創ったことで、静岡大学をはじめ10か所でフューチャーセンターが開催されている。

仕様

毎月第2土曜AMと第4木曜夜に、静岡県立大学の2221研究室にて開催しています(大学の長期休み期間を除く)。開催日時など詳細をホームページでご確認の上、参加希望の方はメールにて事前に申し込みください。対話のテーマを持ち込みたい場合は、メールで1か月前にご相談ください。学生ファシリテーターから折り返しご連絡させていただきます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大学休業期間を除き、月2回の定期開催。開催場所や日時はHPまたはfacebookでご確認ください。
KOKULABOフューチャーセンターのホームページ
KOKULABOフューチャーセンターの最新情報がわかるfacebookページ
KOKULABOフューチャーセンターを運営する国保研究室のホームページ

審査委員の評価

フューチャーセンターと呼ばれる活動は数あるが、本取り組みは学生たちの自治的な取り組みになっていること、地域に価値ある取り組みが生まれていること等、いくつかの視点で既存のものとは違う展開になっている。運営者の学生さんのプレゼンテーションには大人顔負けのものがあり、そこに込められていた熱量が特に印象に残っている。そんな断片からも本センターが生み出している教育的な価値が感じられた。

担当審査委員| 石川 俊祐   太刀川 英輔   廣田 尚子   Miles Pennington  

ページトップへ