GOOD DESIGN AWARD

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2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
建築設計 [ルンビニー学園整備計画 ルンビニー保育園/明福寺ルンビニー学園幼稚園/明福寺 書院・庫裏]
事業主体名
社会福祉法人 ルンビニー福祉会/学校法人 明福寺ルンビニー学園/宗教法人 浄土宗明福寺
分類
公共の建築・空間
受賞企業
株式会社戸室太一建築設計室 (東京都)
受賞番号
19G141142
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

応募作品は、保育園、幼稚園とお寺の書院・庫裏の3つの施設から構成されている。 ルンビニー保育園は、1歳から5歳まで約130人の保育園である。明福寺ルンビニー学園幼稚園は、保育園に隣接する3歳から5歳までの園児175人の幼稚園である。明福寺 書院・庫裏は、お寺のホールと住職の住居を一体のものとして建て直したものである。

デザインのポイント
1.お寺と保育園と幼稚園の3つの施設を一体的、総合的に整備することで、地域社会の核となることを目指した。
2.園庭を取り囲むようにお寺と保育園と幼稚園を配置することで、施設全体の空間的、視覚的一体性を確保した。
3.お寺と保育園、幼稚園では、ホールを中心とした様々なイベントを通して、相補的に活動が展開されている。
プロデューサー

宗教法人ルンビニー福祉会/学校法人ルンビニー学園/宗教法人浄土宗明福寺 福井 徹人

ディレクター

株式会社戸室太一建築設計室 戸室 太一

デザイナー

株式会社 戸室太一建築設計室 戸室 太一

詳細情報

http://lumbi.ed.jp

利用開始
2018年2月
設置場所

江戸川区江戸川3-8

受賞対象の詳細

背景

今回の整備計画では、老朽化した園舎、書院、庫裏の建て替えがその主眼にあった。しかしそれ以上に、昭和の高度経済成長期を経て、増築を重ねてきたことで保育園・幼稚園の園舎が無秩序に敷地いっぱいに広がったことで、物理的にお寺自体が見えづらくなっていた。また、昨今、お寺の社会的な役割、そのあり方が問われている。このような社会状況の中、お寺と園、また地域との関係性を再構築し、新たに地域の核となることを目指すことで、お寺の地域における現代的な在り方を模索した。

経緯とその成果

お寺と保育園・幼稚園、地域の関係を再構築するためにも、この敷地における新たな建築のあり方が求められていた。その方策の第一は、建物の配置計画にある。既存の木造の本堂を残し、その本堂を取り巻くように敷地外周部に書院・庫裏、保育園、幼稚園を配置した。敷地中央をお園庭のオープンスペースとすることで、園舎のさまざなところから本堂を望むことができる、子どもたちは自然とお寺(仏様)に接することになる。その方策の第二は、開かれた書院・庫裏にある。保育園・幼稚園とは対峙した位置関係にありながら、書院のホールは南側に開かれた大きな開口を通して、お寺や園、また地域を超えて様々な人々が集まる開かれた活動の場となっている。お寺、保育園、幼稚園が一体的に整備されたことで、より社会の関係性の広がりを確保することができたのではないかと思う。

仕様

全体敷地面積 4,063.57㎡   保育園:建築面積 490,49㎡ 延床面積 808.83㎡ S造 2階建て / 幼稚園:建築面積 390.70㎡ 延床面積 412.88㎡ S造 平屋 / 書院・庫裏:建築面積 570.94㎡ 延床面積 794.08㎡ S造 2階建て

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都江戸川区江戸川3-8
戸室太一建築設計室ホームページ
明福寺ルンビニー学園幼稚園・保育園ホームページ

審査委員の評価

「ふじようちえん」以降、保育園や幼稚園は、建築家が積極的に関与する建築タイプとなったが、これまでは幼稚園機能や保育園機能単独の施設として計画されるものがほとんどだった。ここでは、3歳から5歳までの園児175人のための幼稚園と、1歳から5歳までの130人のための保育園と、お寺の書院や庫裏から構成される、いわゆる複合機能建築として計画されている点が特徴的である。保育園や幼稚園が、子どもの社会デビューの最初の機会であり、それを学ぶための施設であるとすれば、こうした合築による計画が、建築家により、より多く検討されていくことが望ましいように思われる。

担当審査委員| 永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦  

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