GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
児童センター・保育所 [「だんだん」保内児童センター・保内保育所]
事業主体名
八幡浜市
分類
公共の建築・空間
受賞企業
一級建築士事務所アンブレ・アーキテクツ (東京都)
受賞番号
19G141136
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

愛媛県八幡浜市に建つ子育て支援施設。定員200名の保育所と0歳〜18歳の子どもと家族が利用できる児童センターが、一体的に子どもの育ちを支援する場である。八幡浜の建築文化からハイサイド連窓を受け継ぎ、風景に沿って形作る「段々屋根」が大小様々なスケールの内部空間を生み、子育てのための多様な空間利用を可能にしている。

デザインのポイント
1.八幡浜の建築文化からハイサイド連窓を受け継ぎ、新たに形作る「段々屋根」で風景に寄り添う。
2.木造平屋づくりで、安心な子育て環境の中、子どもたちの生活や活動を内外に広げる。
3.多様な交流スペースが、異年齢の子どもや多世代の交流の場となり、市民に開かれた子育ての場となる。
プロデューサー

愛媛県八幡浜市

デザイナー

一級建築士事務所アンブレ・アーキテクツ 松尾宙+松尾由希

左:松尾宙 右:松尾由希

詳細情報

http://www.umbre-arch.com

利用開始
2019年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

愛媛県八幡浜市

受賞対象の詳細

背景

愛媛県の西端に位置する八幡浜市は、漁業や水産加工業が盛んな港町で、「耕して天にいたる」と言われる段々畑が山全体を覆っている。敷地のある地域では児童館建設の要望や保育所の老朽化の問題があり、八幡浜市は、丘稜地が多く平坦地が少ない市中に約6500㎡の土地を確保し、3つの公立保育所を統合して定員200名の保育所とし,児童センターを併設して、一体的な子育て支援施設とする計画を行った。

経緯とその成果

私達は「安心な環境で子どもの主体的な活動を見守る」ことを計画理念とし、市民に親しまれる子育て支援施設を目指した。敷地を囲む山々の風景を施設内部から感じられるように、八幡浜の建築文化である日土小学校や旧河之内小学校のハイサイド連窓を受け継ぎ、施設全体に展開することで、段々畑の風景に沿う「段々屋根の子育て空間」を提案した。子どもの活動を内外に広げるために木造平屋とし、敷地全体で一体的な子育ての場となるように、ふたつの施設でL型に園庭を囲み、工法や建物高さ、ゾーニングを統一した。両施設が、北側を低年齢、中央を交流、南側を高年齢ゾーンとすることで、施設の中心から施設全体が見守りやすく、個々の活動が守られ、交流の活動に参加しやすい。「段々屋根」が生む大小様々なスケールの内部空間により、子どもは自ら居場所を選んで一日を過ごすことができ、子育てのための多様な空間利用を可能にしている。

仕様

児童センター:敷地面積2,379.63㎡、建築面積780.68㎡、延床面積735.31㎡  保育所:敷地面積3,058.12 ㎡、 建築面積1,442.60 ㎡、延床面積1,341.00 ㎡  構造、工法、階数:木造在来工法、地上1階

審査委員の評価

愛媛県八幡浜市に建つ児童センター。八幡浜は、日土小学校という木造建築校舎の傑作がある場所であり、この建築は、日土小学校の特徴のひとつである、ハイサイド連窓を全面的に使用している。この窓のおかげで内部はどこも明るく重力換気によって、風の流れる空間となっている。現しにされた木造の軸組もシンプルで極めて美しくデザインされている。

担当審査委員| 永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦  

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