GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
珈琲焙煎工場 [堀口珈琲 横浜ロースタリー]
事業主体名
株式会社堀口珈琲
分類
産業のための建築・空間
受賞企業
株式会社堀口珈琲 (東京都)
aaat 高塚章夫建築設計事務所 (東京都)
創造系不動産株式会社 (東京都)
株式会社エイトブランディングデザイン (東京都)
三和建設株式会社 (大阪府)
受賞番号
19G141072
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

スペシャルティコーヒーの専門店堀口珈琲の焙煎工場。衛生管理を徹底した食品工場としての性能を満たしながら、その製造過程を可視化することを目指した。また柔らかな自然光を取り込む大きな高窓は、製造エリアの居住性を格段に向上させた。内部空間の要件が明るく開放的な外観を生み、倉庫と工場が密集した地域の中で際立つ佇まいとなった。

デザインのポイント
1.モノのための工場のデザイン
2.ヒトのための工場のデザイン
3.工場建築が創造する新たな価値
プロデューサー

株式会社創造系不動産 高橋寿太郎

デザイナー

aaat 高塚章夫建築設計事務所 高塚章夫+株式会社エイトブランディングデザイン 西澤明洋+三和建設株式会社一級建築士事務所

高塚章夫

利用開始
2019年2月27日
設置場所

神奈川県横浜市中区新山下3-11-42

受賞対象の詳細

背景

性能・コスト・工期が最も厳しく求められる工場は、そうした諸条件が満足されればいい工場と言えるのか、我々はそこから考え始めた。モノのためにデザインされる工場、とりわけ食品工場にあっては材料保管の温湿度管理や衛生区画を徹底する必要がある。その上で、商品の製造拠点である工場を堀口珈琲ブランドの顔として発信することや、働くスタッフの環境や束の間を過ごす諸室にも高い居住性を求めた。工場建設によって製造工程の大半が機械化され焙煎の再現性と生産性は向上したが、最後に味を決定づけるのは焙煎士(ロースター)の目と手と舌の感覚によるところが大きい。同社のモノづくりは言わば職人気質であり、この工場のデザインとそのプロセスにそれが現れている。

経緯とその成果

在来工法・流通部材を使いながら、一般的な2階建て工場建築と同等かそれ以下の施工面積・空調容積とするために、大きな切妻屋根を持つ平屋とした。屋根裏にあたる大空間を出来る限り連続させ、1階の吹き抜けとしたり2階床として使い分けたりすることで、断面の変化に富む空間が生まれ、製造空間を邪魔することなく人の居住空間を作り出すことが可能となった。また一つの大屋根のもと視覚的に連続することで、閉鎖的になりがちな内部に空間的広がりを生み出した。

仕様

用途:工場 構造:S造 規模:地上2階建 敷地面積:643.46m2 建築面積:385.95m2 延床面積:499.80m2 最高高さ:9.025m

どこで購入できるか、
どこで見られるか

堀口珈琲 横浜ロースタリー
堀口珈琲
aaat 高塚章夫建築設計事務所
創造系不動産

審査委員の評価

ファサードが家形状で、焙煎工場というよりも店舗のように見える佇まい。内部は高窓によって明るく、外からも焙煎工程が可視化できるようにつくられている。限られた条件の中で丁寧に設計されていて、全体的に魅力的な空間となっている。外部に向けて素晴らしいアピールになると共に、工場で働く人々にとっても快適な空間が提供されており、スペシャルティコーヒーの焙煎場として相応しい建物となっている。

担当審査委員| 永山 祐子   浅子 佳英   林 厚見   山梨 知彦  

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