GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
戸建住宅 [九曜舎]
事業主体名
望月勝
分類
戸建て住宅
受賞企業
横山武志建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
19G120892
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2拠点居住の東京の家。東京通勤圏の住人が、新たに郊外や遠隔地に、休日を過ごす新たな生活の拠点を設けるのが一般的なケースだが、このプロジェクトは、その逆パターンとなる。建主には郊外に子育て時に建てた住居があり、子どもの成長後、遠距離通勤を回避し、生活を楽しむため、仕事場に近い都心に拠点を新たに設けるプロジェクトである。

デザインのポイント
1.1階は趣味の音楽スタジオ、2階は広間、3階は寝室の1フロア1室構成。和の素材を取り入れ非日常感を演出
2.外装は、準耐火構造でも使用可能な焼杉張り、シラス壁左官仕上げ
3.内装は、床はほぼすべて畳敷き、シラス壁左官、珪藻土、葦、網代天井を使用
プロデューサー

横山武志建築設計事務所 横山武志

ディレクター

横山武志建築設計事務所 横山武志

デザイナー

横山武志建築設計事務所 横山武志/関東学院大学、有限会社サイトワークス・ランドスケープ研究所 中津秀之

詳細情報

https://ykarch.net/

利用開始
2019年4月
設置場所

東京都新宿区

受賞対象の詳細

背景

2拠点居住の新しい家は、ごく一般的なビニルクロス、フローリングの仕様の既存の「郊外の家」とは違う和風の非日常性を「九曜舎」では追求しています。そこには施主の和の素材へのこだわりもありますが、輻射熱冷暖房パネルの要望もあり、次世代住環境創造も今回の住宅のテーマとなりました。

経緯とその成果

屋根及び外壁では、躯体の外側には付加断熱、1階鉄筋コンクリート造部分の外壁の断熱も外断熱とし、住宅自体が断熱材で包まれるように、外部の熱影響に左右されにくい環境を実現しています。またスタジオの防音性の確保のため、2階床まで鉄筋コンクリート造になったことにより2階に坪庭とキッチン、ダイニング等のくつろぐスペースを設けています。坪庭は外周を塞ぎ、天空のみ開口として、坪庭の閉塞感と内部のサッシも大きなFIX窓として、内外の一体感を高めることを意図しています。3階はワンフロア寝室として使え、また上部ロフトと一体的に大きな空間になるようにデザインしています。3階壁面は珪藻土とし、出入り口の引き戸、襖等の上枠4周に廻し、上下の見切りとして、高壁及び天井は葦を貼っています。最終的に現代住宅としてスケール感、素材の使い方で和風住宅を再構築し、1階の音楽スタジオとともに都市生活を楽しむ場をデザインしている

仕様

地上3階/木造一部鉄筋コンクリート造 敷地面積 71.02㎡ 建築面積 42.59㎡ 延床面積 107.59m2

どこで購入できるか、
どこで見られるか

横山武志建築設計事務所website
家づくりノート(横山武志建築設計事務所blog/九曜舎建設過程)

審査委員の評価

郊外住宅で子育てを終えた後、都心に回帰するパターンが増えている。その多くはマンションだが、本作は戸建住宅である。外観はもちろん、3階建ての2階以上を全て畳敷きとし、2階バルコニーに坪庭をつくるなど、和のテイストにこだわる一方、1階は鉄筋コンクリート造で演奏のための防音スタジオとしている。老後にはやや早い、通勤の利便性と趣味を両立させた都市型戸建住宅の新たな可能性を提示している。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   千葉 学   栃澤 麻利  

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