GOOD DESIGN AWARD

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CC

2019

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [「田園都市の家」森を育てる家づくり]
事業主体名
伊佐ホームズ株式会社
分類
戸建て住宅
受賞企業
伊佐ホームズ株式会社 (東京都)
受賞番号
19G120891
受賞概要
2019年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

シンプルでモダンな外観。開放感があり、機能的な間取りの都市部に住む多世代の人々を対象とした長期優良住宅。漆塗りの壁、絹織物の天井など日本の伝統工芸を適応させた質感豊かなインテリア。森林再生に寄与する、独自に開発した木材流通システムによる木材を外装、内装、構造材に使用。日本の文化を活かし、都市と森をつなぐデザイン。

デザインのポイント
1.独立性の高い垂直壁。水平な屋根。水平垂直を強調し、外部との連続性を意識したデザイン
2.シャープな外観、多世代に対応できる機能的な間取りに和の伝統工芸技術を使ったインテリアデザイン
3.日本の森林維持・地域材の利用拡大のために、木材を構造材の他、内外壁に美しく表現したデザイン
プロデューサー

伊佐ホームズ株式会社

ディレクター

伊佐ホームズ株式会社

デザイナー

伊佐ホームズ株式会社

詳細情報

http://www.isahomes.co.jp/news/?cat=16

利用開始
2018年2月
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県横浜市青葉区あざみ野南4-12-26

受賞対象の詳細

背景

良い森を造り、良い家を建てることは雇用を増やし、環境と景観を良くし、農山村と都会の両方を豊かにしていく。それは日本の持続可能な社会の構築にとって不可欠なことである。その上で持続可能な社会を形成する最大要素の森林の維持・再生、地域材の利用拡大の為には、木材の需要情報を山元と共有し、その情報をもとに木材を伐採、流通をさせることであると確信する。 そこで再造林、森林生態系の成立を条件に、工務店が林業家の事業が成立する価格で林業家から直接原木を購入し、林業家、製材・プレカット工場、工務店までをICTにより合理的に流通させる構造材のプラットフォームシステムを構築した。 さらに原木から出る端柄材の付加価値も上げるべく、仕上げ材として美しく表現することを重視し、インパクトのある外観とした。また和の伝統工芸技術をインテリアに活かすことで、地域の伝統技術継承にも繋げていきたいと考えた。

経緯とその成果

性能と調和するデザインを目標とした。性能・機能は大きく三種類で、①強固な構造、②プランの可変性、③美の普遍性である。 ①耐震等級3を確保するための耐力壁は内と外がつながる壁とし、内外装ともに杉板張りとした。また直交する壁は減らし、接点は開口部などで見切りをつけ独立した壁の存在感を演出した。また水平構面を担う屋根は出来るだけ緩勾配とし、壁とあわせて水平・垂直の構成を表現した。 ②構造体によって構成された間取りを間仕切り可動式収納によって空間の設定変更を可能とした。 ③普遍的な美を有する自然素材、伝統工芸の古来より日本で親しまれてきた素材は経年美化し時と共に一緒に過ごすことで愛着が増す。外壁の木材には高性能の耐久性を持つ含浸系のシリコン系撥水型塗料を塗布。また木壁以外の壁には砂漆喰を用いた。伝統工芸は建具に晒竹、天井に絹織物、アクセントウォールは木曽の漆塗り、箱根寄木細工の照明などを使用した。

仕様

敷地面積:165.24㎡、建築面積:65.96㎡、延床面積:119.94㎡、1階床面積:65.27㎡、2階床面積:54.67㎡、構造:木造地上2階、工法:在来工法、長期優良住宅仕様、耐震等級3、断熱等性能等級4

どこで購入できるか、
どこで見られるか

伊佐ホームズ株式会社
伊佐ホームズ株式会社ホームページ

審査委員の評価

林業、製材所、プレカット工場、工務店を連携させ、国産材流通のためのプラットフォームシステムを構築している点が高く評価できる。また、原木伐採地の地域の人との植樹活動は、林業への理解、地元産材への興味・愛着を育み、国産材利用促進につながりうる素晴らしい取り組みである。住宅には構造材のみならず、仕上材としても木が活用され、シンプルでありながらも木の良さが十分に活かされており、優れたデザインとなっている。

担当審査委員| 仲 俊治   小見 康夫   千葉 学   栃澤 麻利  

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