GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
スポーツ施設 [今治市営スポーツパーク テニスコートハウス]
事業主体名
今治市
分類
公共の建築・空間・サインシステム
受賞企業
今治市 (愛媛県)
石本建築事務所 (東京都)
受賞番号
18G121035
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2017 年愛媛国体のソフトテニス会場として整備されたスポーツパークに建つ管理棟。緩やかな山々に囲まれ、遠くにはしまなみ海道をのぞむ。 スポーツを「する・見る・支える」というアクティビティからプログラムを再解釈することで、多様な立場からスポーツの感動や興奮を共有できる場を目指した。テニスコートに沿わせた細長いボリュームをふわりと浮かせて配置し、コートを一望できるラウンジと、大地との間に選手達の控えの場となるピロティをつくっている。競技と一体となって風景とテニスコートと人を結びつける、新しい公共建築のあり方の提案。

プロデューサー

今治市

ディレクター

石本建築事務所 大橋航

デザイナー

石本建築事務所 大橋航 構造:原健一郎 平野薫

大橋航

詳細情報

https://www.aij.or.jp/jpn/design/2018/data/7_award_002.pdf

利用開始
2015年10月
設置場所

愛媛県今治市高橋ふれあいの丘1-2 今治市営スポーツパーク内

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

スポーツを する、見る、支える、アクティビティの受け皿となり、感動と興奮を共に感じられる場

背景

愛媛国体を機に16面のテニスコート、屋根付きテニスコートなどからなるスポーツパークが整備され、その中の管理棟を計画した。管理棟は事務室や更衣室、会議室で構成された、どちらかというと裏方的なプログラムであり、一般的には競技と切り離されて存在していることが多い。近年スポーツは実際プレイ「するスポーツ」だけではなく、「見るスポーツ」、そして指導やボランティアといった「支えるスポーツ」と多様化している。管理棟を、この三つのアクティビティの受け皿として再解釈することで、多様な立場からスポーツの興奮を共有できるような、新しいスポーツ施設を提案できるのではないかと考えた。 広大な敷地の中で、広場をゆるやかに囲う細長い建築の形状とすることで、周囲と関係性を持ちながら、風景と人をつなぐような建築を目指している。

デザイナーの想い

ランドスケープの要素のように建築を置くことで、広場はゆるやかに囲われ、選手や家族が集うピロティが生まれ、テニスコートには特等席ができた。駐車場からアプローチすると、細く低い建築が周囲に溶け込むように、人々を迎える。 広大なスポーツパークの小さな建築のつくり方によって、スポーツパーク全体と人の関わり方も変えられるような建築を実現している。 細長い平面と薄いスラブ、手を伸ばせば届く階高という組み合わせにより、ピロティとラウンジ、テニスコートは、別々の場でありながら、互いに気配を感じる風景をつくりだしている。老若男女、様々な立場からスポーツの持つ根源的な興奮や感動を共に感じられる場になって欲しいという思いをかたちにした。既定のプログラムを超えてアクティビティに寄り添う建築は、限られた施設の使われ方を最大化するという点において、地方における小さな公共建築のあり方への提案にもなればと思っている。

仕様

敷地面積:186816.13㎡ 建築面積:4194㎡(コートハウス部分664㎡) 延床面積:4110㎡(コートハウス部分640㎡) 1階:85㎡ 2階:555㎡  構造:鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造 階数:地上2階 最高高さ:5.6m

どこで購入できるか、
どこで見られるか

愛媛県今治市高橋ふれあいの丘1-2
施設紹介動画
今治市ホームページ
石本建築事務所 作品紹介

審査委員の評価

浮いた高さに持ち上げられた見晴らしの良い観戦ラウンジとその下に出来るピロティによる垂直軸、そして管状の観戦ラウンジによって緩やかに囲まれるコートという水平軸のシンプルな2つの構図によって、スポーツを「する人」「観る人」「支える人」のための動線と視線に配慮された機能的な空間が高度に実現されている。

担当審査委員| 山梨 知彦   浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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