GOOD DESIGN AWARD

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2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
地形・文化・気候と融合するまちづくり拠点 [「習志野市庁舎」市民と行政が集い、考え、 まちの魅力を発信していく"ひろば"のような庁舎]
事業主体名
習志野市
分類
公共の建築・空間・サインシステム
受賞企業
習志野市 (千葉県)
株式会社佐藤総合計画 (東京都)
清水建設株式会社 (東京都)
受賞番号
18G121026
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

習志市の市役所機能は、分散したプレハブ庁舎及び、東日本大震災での旧庁舎の被災により仮庁舎での運用を強いられ、市民・職員の利便性に支障をきたした状況であった。その中で、機能の統合、防災拠点機能強化、市民サービス向上を目的とし、市民と行政が集い、まちの魅力を発信していく「ひろば」のような庁舎を目指して計画した。 新庁舎では、約5mの敷地高低差を繋ぐように建物を配置し、建物内部の大階段と斜面状の外部芝生広場を計画することで、この地ならではの「市民の広場=ハミングひろば」を創出した。 竣工時、この大階段において、市の中学生によるブラスバンドの演奏が盛大に行われ、市民と完成の喜びを分かち合った。

プロデューサー

習志野市

ディレクター

基本設計 株式会社佐藤総合計画 東京第1オフィス設計室 渡辺猛+実施設計 清水建設株式会社 設計本部 竹内雅彦

デザイナー

基本設計 株式会社佐藤総合計画 東京第1オフィス設計室 河田健、龍神勇佑、東京第2オフィスR&M室 益田英明+実施設計 清水建設株式会社 設計本部 河本洋一、藏品誠、佐野穂高

株式会社佐藤総合計画 渡辺猛 + 清水建設株式会社 竹内雅彦

利用開始
2018年1月
設置場所

千葉県習志野市鷺沼2ー1ー1

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

地形・文化・気候と融合する「まちづくりの拠点」となる庁舎

背景

成熟し、人口減少時代に突入したこれからの時代の地方自治体には、まちの魅力を発信し、市民が誇りを持てる「まちづくり」を市民と協働で進めて行くことが求められている。その意味において、市庁舎は行政からの一方向のサービスを提供する「施設」ではなく、市民と行政が協働し、これからのまちづくりを語り合う「ひろば」となっていく必要がある。新庁舎には、市民と行政が集い、考え、まちの魅力を発信していく「ひろば」のような空間づくりを目指した。 また今後想定される首都直下型地震を想定し、災害時に防災拠点として機能するために最高水準の安全性を確保することが求められていた。その中で、基礎免震構造を採用し、自家発電設備や雨水貯留施設を備え、災害対策本部として利用可能な大会議室を市長室と同フロアに設けることで連携し易く、インフラが途絶えた際にも防災拠点としての機能や市の業務が継続できる災害に強い庁舎を計画した。

デザイナーの想い

習志野市は子どもから大人まで音楽に親しむ「音楽のまち」を市のブランドとしており、敷地脇には「ハミングロード」と名付けられた遊歩道が走っている。この「音楽のまち」をモチーフに、デザインに展開した。グランドピアノを模した外部芝生広場と内部大階段は、内部の木ベンチが外部の広場にまで連続し、内外の一体感と広がりを感じられる「ハミングひろば」として、多様な市民活動と交流が創出される場を目指して計画した。また吹抜の窓や、木目調の天井・照明、床吹出し空調吹出口、屋外の舗装に至るまで、ピアノの鍵盤や五線譜を想起させるストライプ状のパターンで「音楽のまち習志野」を演出した。加えて議場において、旧庁舎の議場で掲げられていた市章を再活用する他、仕上げイメージの踏襲、市章をモチーフとしたデザイン等、震災で利用できなくなった旧庁舎の歴史性と市の文化を継承するデザインにより、市民の方が“誇りを持てる庁舎”を目指した。

仕様

構造規模:S造一部SRC造 地下1階地上6階 敷地面積: 22,403.89㎡ 建築面積 :4,971.45㎡ 延床面積 :19,274.74㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

千葉県習志野市
千葉県習志野市

審査委員の評価

音楽=ピアノの鍵盤というのは流石に安易すぎるのではないかという意見もあったが、上下階をつなぐだけでなく、イベントに利用したり、市民の憩いの場所になるだろうと想像できる大階段が、敷地の高低差を活かして設けられている点、外構のデザインと一体的になっている点などが評価された。

担当審査委員| 山梨 知彦   浅子 佳英   石川 初   色部 義昭   永山 祐子   Gary Chang  

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