GOOD DESIGN AWARD

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CC

2018

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
パレットラック用減震装置 [減震デッキ]
事業主体名
三進金属工業株式会社
分類
業務用機器・設備
受賞企業
三進金属工業株式会社 (大阪府)
日建リース工業株式会社 (東京都)
受賞番号
18G090806
受賞概要
2018年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

減震デッキは、地震発生時にパレットに伝わる地震の揺れを低減し、荷物の落下リスクを軽減する「パレットラック用減震装置」です。本製品は、地震時に機構部がスライドすることで揺れを逃がす「免震機能」と、減衰性の高い特殊ゴムにより振動エネルギーを吸収して揺れを減衰させる「制震機能」を併せ持つ構造で、パレットに伝わる地震の揺れを約1/4に低減させ、荷物の落下リスクを大幅に軽減させます。設置はパレットラックのビームに載せるだけ。大掛かりな工事を必要とせず、1パレット単位で設置することができるので、避難通路だけ、ラックの最上段だけなど、必要な箇所からすぐに地震対策を行うことができます。

プロデューサー

三進⾦属⼯業株式会社 代表取締役専務 新井宏幸+日建リース工業株式会社 代表取締役社長 関山正勝

ディレクター

三進金属工業株式会社 開発部 次長 藤原明彦+日建リース工業株式会社 物流事業本部 執行役員部長 津村光三

デザイナー

三進金属工業株式会社 開発部 課長 林克美+日建リース工業株式会社 物流事業本部 営業企画部 部長 小林巧

デザイナー 林克美

詳細情報

http://www.sanshinkinzoku.co.jp/hardyrack/butsuryu/system.html

発売
2017年3月10日
価格

43,500 ~ 52,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

荷物の落下リスクを軽減し、「倉庫内作業者の安全」と「資産」を守る減震デッキ

背景

物流倉庫には高層ラックにパレット単位で荷物が保管されており、地震発生時には荷物の落下、ラックの破損・倒壊が起こる可能性があります。企業の社会的責任が大きく問われる現代において、倉庫内作業者の安全を守る地震対策は急務となっています。一方で震災発生時こそ、いち早くロジスティクスを復旧させて被災された方々に多くの物資を提供する必要があります。しかし、地震対策は保険のようなもので大きな予算をとりがたいのが現状です。そのうえ、制震や免震などの地震対策製品を導入する際は既存のラックを解体し、装置を設置して再度ラックを組み立てる必要があり、多くの期間を要します。また、設備導入により、従来よりも保管効率が下がる懸念もありました。このような費用面、運用面の問題から、地震対策の必要性を認識しつつも普及が進んでいないのが現状です。そこで、これらの問題を解決する地震対策製品の開発を行いました。

デザイナーの想い

パレットラック用の地震対策製品が“安価”で“簡単”に導入できれば、倉庫の地震対策が進み、安全・安心な作業空間を提供できるのではないか。地震に強い倉庫を提供することで、震災後にも速やかに物資を提供できる社会づくりに貢献できるのではないか。その想いから「既存のラックに工事不要で簡単に設置することができる」地震対策製品の開発に着手しました。減震デッキは、簡単に設置できるようビームに載せるだけの構造とし、メーカーを問わずどんなパレットラックにも設置できる形状としています。また部品の材質や形状、配置に工夫を行うことで、優れた性能を持たせつつ低価格を実現しました。さらに耐候性と意匠性を兼ね備えためっき性とし、意匠性確保と保管効率の維持を目的として、製品高さを抑えてビーム内に落とし込む構造としました。このように優れた性能を持たせつつ、意匠的にも優れ、さらに「導入のしやすさ」に拘った製品を目指しました。

仕様

【製品仕様】●最大積載質量:1ton/2本 ●製品寸法:W150mm×L700mm~1200mm×H115.5mm ●対応奥行:700mm~1200mm ●製品重量:27.5kg(L1100mm) ●対応ビーム巾:58mm以内 ●設置条件:屋内 ●使用環境温度:0℃~45℃ 【免震機能】●奥行方向ストローク:±75mm●間口方向ストローク:±40mm 【制震機能】●高減衰ゴム(反発弾性2%)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

三進金属工業株式会社 本社工場、福島工場、各営業所+日建リース工業株式会社
三進金属工業株式会社ホームページ内 製品紹介ページ
日建リース工業株式会社ホームページ内

審査委員の評価

単純な機構と減衰ゴムだけの構成だが、工夫により高い減衰効果を実現している。また、既存ラックに乗せるだけという容易さと低価格の実現は、導入のハードルを下げることで普及を早めることを推進している。機能重視の倉庫内機器としての質実剛健な品質も評価された。

担当審査委員| 寳角 光伸   朝倉 重徳   五十嵐 久枝   長町 志穂   Jongrae Park  

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