GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
町家宿泊 [庵の「京町家ステイ」]
事業主体名
株式会社庵町家ステイ
分類
ビジネスモデル
受賞企業
株式会庵町家ステイ (京都府)
受賞番号
17G151274
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

”暮らすように旅する Living Like a Local“ をコンセプトに、歴史を重ねた古き町家の美しい表情をひとつひとつ見つけ出し、現代の住まい手が求める快適な工夫を新しい技術により加え、「住み継いでいく形」にこだわり、京町家を改修・再生しています。 庵の「京町家ステイ」では、心を尽くしてお客さまをお迎え、活き活きした町家が次世代へ受け継がれますように、活動をしています。私たちは、京都のまちから減りゆく町家を、どなたにも「町家暮らし」の体験を楽しんでいただける施設としてととのえました。町家一棟まるごと、鍵をお預けします、ゆったりと京都の宿泊、暮らすように旅する京都時間をご提供しています。

プロデューサー

株式会社庵町家ステイ 三浦充博

詳細情報

http://www.kyoto-machiya.com

利用開始
2013年4月
価格

28,000 ~ 224,000円 (季節や利用人数、利用町家によって変動あり)

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

京都市内

受賞対象の詳細

背景

京町家は、京都のまちなみ景観を特色付ける木造の伝統的俊住宅。 京都の文化・生活の象徴として旅行者のみならず、京都市民に親しまれていますが、京都に残存する京町家は約47,000棟、空き家の数は約10%程度。お住いの方の半数以上が持ち家ですが、住まい手の高齢化、相続問題、建物の劣化など様々な理由で取り壊しや空き家化が進み問題となっています。 庵町家ステイが「宿泊施設」を運営することで、所有者には、資金面でのゆとりが生まれ、建物への投資ができ、町家の魅力を継続することが可能となりました。 そして、老朽化した町家が、取り壊され、マンションや駐車場に変貌するのではなく、町家が残っていくことで、京都のまちなみを保全し、上質な宿泊施設として継続することで、まちの魅力を維持することが可能になります。

経緯とその成果

京都 町家 暮らすように旅する Living Like a Local

デザイナーの想い

所有者が生まれ育った町家、お正月やお盆、祇園祭に家族みんなで集まった思い出の詰まった町家。 かつて町家の建設時は、施主と大工が話し合い、施主の思いがこもった建物が出来上がりました。 例えば座敷一つをとっても、床の間の位置がここ、座敷から見える坪庭、灯籠の位置にもこだわりをもち、出来上がった空間が町家です。 しかし、現代では床の間は少なくなり、坪庭はなくなり、庭は洋風になり、畳の部屋がなくなることもしばしば見受けられます。 わたしたちは、町家と言うものは畳の部屋が多いのですが、畳に座布団では、現在の日本人でも疲れてしまうことも理解しています。 改修計画では、ソファーや椅子、床暖房や浴室暖房など快適に過ごせるように工夫をこらしました。 また、宿泊客の方には、弊社スタッフが同行し、町家を案内することで、建てられた当時の施主の思いを、数十年の時を経て、追体験、肌で感じることが可能です。

仕様

京都市内で2017年10月現在14棟の町家が点在。木造2階建て、延床は66-200㎡。明治時代初期から昭和初期に建設をされた建物をリノベーション。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

庵町家ステイの公式HP
京都の町家(町屋)に滞在する 庵町家ステイ
庵町家ステイ 公開動画

審査委員の評価

伝統的木造建築である町家の維持保存を訴える声は多い。しかし、建物の劣化や持ち主の高齢化などの課題も重なり、その数は減少の一途である。そこで単に保存するだけでなく、一棟丸ごと借りられる宿泊施設にすることで、町屋の魅力を体感してもらいつつ、事業性も追求しているのがこのサービスだ。リノベーションにおいても、耐震補強を中心に、外観の修善は最低限に抑えることで、京都の町並みを維持している。すでに13棟を稼働させ、世界中の人に町家の魅力を体験してもらえるようにしている点も素晴らしい。今後も、事業性と文化的意義の両立を計りながら、古き良きものを次世代に継承する活動を続けてほしい。

担当審査委員| 廣田 尚子   青山 和浩   小林 茂   ナカムラ ケンタ   林 千晶  

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