GOOD DESIGN AWARD

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2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン特別賞[復興デザイン]

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受賞対象名
仮設住宅団地 [御船町東小坂仮設団地]
事業主体名
熊本県
分類
集合住宅
受賞企業
ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク (東京都)
熊本大学 田中智之 研究室 (熊本県)
慶應義塾大学SFC 坂 茂 研究室 (神奈川県)
受賞番号
17G111042
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

熊本地震後の仮設住宅とそれに付随するコミュニティスペースの計画である。 従来の仮設住宅では住戸間の遮音性能や各住戸の収納スペースの不足といった問題がある。そこで住戸間に構造パネルの奥行きを利用した家具を配置することで十分な収納スペースを確保しつつ住戸間の遮音性能の向上を図っている。工場製作する構造用の木質パネルは現場での工期短縮を実現し、3棟10世帯の団地を1ヶ月の工期で建設した。 2つの住棟の中央部には屋根をかけ、その下に談話室と縁側デッキからなるコミュニティスペースを配置し、仮設住宅の入居者や近隣の住民も気軽に集うことができるような場所を提供した。

ディレクター

原野泰典、田中智之

デザイナー

坂 茂、田中智之

詳細情報

http://www.shigerubanarchitects.com/works/2016_kumamoto_PHP17/index.html

利用開始
2016年8月
設置場所

熊本県御船町

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

コミュニティスペースが一体となった仮設住宅(十分な遮音性能と収納スペースがある木質空間)を計画した。

背景

仮設住宅のタイプは、従来からの軽量型鋼のプレファブ式だけでなく、木造の仮設住宅や、みなし仮設とよばれる賃貸の空室を利用したものが増えたりと多様化する傾向にある。木造の仮設住宅は、木を感じる空間となり親しみがあるが、同時に従来のプレファブ式と同程度の工期を実現することが求められる。そこで、これらの要件を満たすことができる構法が必要と考え、断熱材をフレームの中に仕込んだボックス型の木フレームパネルを工場で行い、現地では躯体工事から始める構法として計画した。

デザイナーの想い

コミュニティスペースをあらかじめ仮設住宅と一体となって利用できるような計画とすることで、10世帯と小さな仮設団地でありながら、居住者同士が気軽にコミュニケーションをとれるよう心がけている。

仕様

敷地面積 2,136㎡  9坪タイプx7戸  12坪タイプx3戸  コミュニティスペース

どこで購入できるか、
どこで見られるか

熊本県上益城郡御船町
ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク
熊本大学 田中智之研究室

審査委員の評価

従来の仮設住宅における物理的な諸問題を解決しつつ、そのスケール感や仕上げの木質感が居住者に優しい雰囲気を提供する。また、共用部は日常生活の場の中に組み込まれ、自然で気軽な近所つきあいをもたらすだろう。さらには、システムとして単純明快であり、将来にわたって他の被災地においても適用できる汎用性があると言える。このようにプランニング、技術、構法におけるデザインが高度に統合された仮設住宅であり、社会のためのデザインであることが高く評価された。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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