GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
一棟丸ごとリノベーション分譲マンション [ウッドヴィル麻布]
事業主体名
NTT都市開発株式会社+株式会社リビタ
分類
その他住宅・住空間
受賞企業
NTT都市開発株式会社 (東京都)
株式会社リビタ (東京都)
受賞番号
17G111033
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

港区西麻布に所在する、ヴィンテージマンションと言われた昭和63年築の外国人向け高級賃貸マンションをリノベーションし、分譲マンションへ再生した。 平均住戸面積200㎡を超える広さ、都心ながら緑に囲まれたゆとりのある敷地構成、日本の趣が感じられるデザインなど、昨今の新築建物には無い魅力で国内外の富裕層から高い評価を得ていたが、老朽化したスラブ下配管など維持管理上の大きな問題を抱えていた。 「新築に匹敵する性能の付加」「既存建物の優れた点の継承」によるリノベーションを行うことで、既存住宅のストック活用が求められる日本において、今後の集合住宅の改修手法の先駆的な事例となることを目指した。

プロデューサー

NTT都市開発株式会社 常務取締役 住宅事業本部長 北村 明義+株式会社リビタ 代表取締役 都村 智史

ディレクター

NTT都市開発株式会社 住宅事業本部 分譲事業部 西部周志、永山正樹、吉川圭司、戸張遥+株式会社リビタ 一棟事業本部 三浦隆博、長瀬徳之、横手貴彦、相澤佳代子、藤岡寛基、田村有理江、木村文

デザイナー

株式会社南條設計室+横堀建築設計事務所+株式会社桝井淳介デザインスタジオ+株式会社 ライティング プランナーズ アソシエーツ

詳細情報

http://wellith.jp/woodville/japanese/index.html

利用開始
2017年3月28日
価格

29,800 ~ 37,800万円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

性能・デザイン改修により、築後100年でも地域で最高評価の建物であり続ける

背景

現在の日本において、既存住宅のストック活用の問題は深刻であり、ビジネスモデルとして成立する解決手法が求められている。一方で、いわゆる歴史的建造物でなくとも、既存住宅の中には、周辺の豊かな自然や地域に溶け込んだ建物が、すでに良好な住宅地の構成要素の一つとなっている場合も少なくない。本物件も外国人向け高級賃貸マンションとして建てられ、今では地域の良好な風景の一部となっている。そこで、性能面は既存の問題点の改善及び新築同等の性能への向上、デザイン面は建築当時の設計思想を継承することを改修方針とした。 具体的な改修内容について、「設備に関するメンテナンス性の向上」、「一次エネルギー消費量を削減をする、新築同等以上の断熱性能」、「既存建物が持つ魅力を継承し、新たな価値を随所に付加したデザイン」に注力することで、今後のストック活用における集合住宅のリノベーションのあり方を示した。

デザイナーの想い

●既存住戸の排水管は、各住戸の水回りから直下の住戸の天井内を通り、オフセットしながら下階へ排水されている状態であった。排水性能・メンテナンス性向上の為、専有部内を二重床とし、すべての排水管は専有部内や共用部に新設した排水竪管に接続する計画とした。すべてが異なる住戸形状の既存間取りと新たに設計する間取りとの整合、入居中の住戸への影響等に配慮し排水計画を刷新した。 ●敷地境界からエントランス、更に住戸まで続く長いアプローチを本物件の特徴と捉え、気持ちの切り替えの場としてデザインした。ゲートから住戸までの動線を4つに分節し、日本の伝統文化である茶の湯の庭、露地空間に見立ててデザインを行った。普遍性を持つミニマルな形態を用い、職人や作り手の思いがこもった味わいのある素材を随所に使用することで本物の贅沢さを演出した。

仕様

■敷地面積:3,106.62㎡ ■建築面積:1,649.11㎡ ■延床面積:8,388.94㎡ ■構造・規模:鉄筋コンクリート造 地下1階、地上8階建

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ウッドヴィル麻布インフォメーションサロン 東京都港区
ウッドヴィル麻布 公式サイト

審査委員の評価

丁寧にインフラや既存駆体を見直し、使えるところには活用しつつ、現在のライフスタイルに合わせたデザインを取り込んでいることが評価された。ランドスケープにおけるアプローチ空間が導入となり、内部に入ると刷新されたインテリアに職人の手仕事など細部にわたって丁寧なデザインを行なっているリノベーションの好例。排水や断熱性など当たり前のことを丁寧に行い、長期的視点且つ長期的な修繕計画を立てている点も評価できる。

担当審査委員| 篠原 聡子   仲 俊治   西田 司  

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