GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [アーケードハウス]
事業主体名
瀧 修一郎
分類
その他住宅・住空間
受賞企業
株式会社タムタムデザイン 一級建築士事務所 (福岡県)
受賞番号
17G100975
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

衰退の進む商店街の二階を住宅として再生。店舗だった二階の大開口をそのまま活かし、施主の生まれ育った愛着あるアーケードの景色をリビングに取り入れ、家族の心の拠り所とすると同時に、衰退し暗くなったアーケードにも灯りを漏らす事で両者の新しい共存関係が出来上がる。全国のシャッター商店街を明るくする糸口となり、同時にオリジナリティの高い住空間が得られる。汎用性が高く地方の社会問題を解決するデザインである。

プロデューサー

田村 晟一朗

ディレクター

田村 晟一朗

デザイナー

田村 晟一朗

田村 晟一朗

詳細情報

http://tamtamdesign.net/

利用開始
2015年10月
設置場所

福岡県行橋市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

シャッター商店街に灯りをともしマンションや戸建てにはないオリジナルのライフスタイルが得られるデザイン

背景

このアーケードハウスの施主は、ここの商店街で生まれ育ち、愛着がある。商店街にある実家の近くで暮らしたいという強い思いもあった。駅前にある一般的な賃貸住宅は自分たちのライフスタイルに合わず、実家が運営する店舗2階を住宅に用途変更して住むことにした。通常であれば2階はテナント区画で事業面積だ。家賃収入を得るために住居とすることはあり得ないが、昭和54年に築造されたこのアーケードは、行橋市の人口が減るとともに衰退し、現在では1階部分ですら営業している店舗は3割を下回る。商店街の2階部分は、テナントが入居する程のポテンシャルは失っている。家賃収入が見込めなくなった区画を住居として用途変更し、空き店舗の利活用に踏み切った。

デザイナーの想い

地方から都市へ人口が流出し、地方にあった昔ながらの商店街はシャッター通りとなった。個人住宅のあり方と地方商店街の未来を考えた。シャッター通りとなった地区では治安悪化も懸念され、周辺地域に悪影響を与える恐れがある。一方で、昔ながらの商店街は駅前に立地するなど立地条件に恵まれることが多い。住むには丁度良い環境である。個人住宅の住まい方と社会問題化した商店街の未来を考えたとき、このデザインは両者の課題を解決するのにふさわしい。衰退する商店街に新しい風景を提供し、アーケードで暮らすという新たなライフスタイルを提案できる。地方商店街再生の光となる新たなデザインとなることを目指している。

仕様

構造:鉄骨造/階数:2階建/延べ床面積:114.21㎡/間取り:3LDK

どこで購入できるか、
どこで見られるか

福岡県行橋市大橋3-5-3
タムタムデザイン
リノベーション住宅推進協議会

審査委員の評価

シャッター街となった商店街の店舗を住宅に生かすことは、今後のシャッター街を明るい街へと変えていくきっかけとなり得る。世の中にこのような取り組みが広がれば、地方の社会問題の解決につながるであろう。非常に社会的意味のあるプロジェクトであると思う。アーケードの景色を臨む住宅にもオリジナリティを感じる。インナーバルコニーを作ることで採光を解決している点も良い。

担当審査委員| 手塚 由比   千葉 学   栃澤 麻利   Gary Chang   Shu-Chang Kung  

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