GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
農地モニタリングデバイス [KAKAXI]
事業主体名
KAKAXI Inc.
分類
農具・農業用機器
受賞企業
KAKAXI Inc. (United States of America)
受賞番号
17G080782
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

KAKAXIは、食べ物の生産過程を消費者に届けるための農業IoTデバイスです。食べ物が綺麗に洗浄され梱包された状態しか見たことのない消費者に、作付けから収穫までの過程を共有することで食物への理解を深め、農業の価値向上を目指しています。また温度や湿度などのセンサーを内蔵しているため、生産者がデータに基づいてより精密な農業を行うことも可能となります。3G通信モジュールを内蔵し、世界対応のSIMをインストールし出荷することで、世界120ヶ国以上でスイッチを入れるだけで適切に動作します。また同梱のソーラーパネルだけで動作するので屋外での利用も心配ありません。

プロデューサー

KAKAXI Inc. 大塚泰造

ディレクター

株式会社FORMULA 西野充浩+株式会社MIRA 松井健+KAKAXI Inc. Adam Smith、片桐敏

デザイナー

東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任研究員 西岡一洋+株式会社アタ 白川徹

詳細情報

http://kakaxi.jp/

発売
2016年10月12日
価格

9,800円 (レンタル月額)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

IoTとは無縁な農家でも簡単に設置でき、かつ農地が食卓まで繋がっていることをカメラを用いて表現した。

背景

いま私たちが食事をするとき、その生産に携わった人の顔を思い浮かべることができるでしょうか?長男が田舎に残り、次男三男が都市に出てきた昭和においては、米は実家から届くものだったかもしれません。しかしグローバルで適地適作が進む現在において、私たちの身体を組成する栄養分ははるか海を超えてやってきます。自分の身体にもかかわらず、それを構成する食べ物の由来について、もう我々は知ることがないのです。食べ物の生産は既に私たち手を離れ、日常から遠く離れた世界のこととなってしまいました。 KAKAXIはこの生産現場と消費者の距離を縮めることを目的に開発されました。農地をIoTによって繋げること、またカメラを内蔵し実際の映像としてその光景をみること。食事が機能優先、効率化するなか、生産現場のリアルな情報を付加することで食べ物、農業の価値向上を目指します。

デザイナーの想い

農地にカメラを置く、と言ったときの農家さんの気持ちを考えました。監視されている気分になるのだろうか?圧迫感はないだろうか?どうすれば親しみを持ってもらえるだろうか? デバイスのハードウェアの見た目としては、円筒状の筐体として、極力まで小型化することで農地になるべく馴染む形としました。同時に、カメラであることが強調されるようなデザインとし、KAKAXIは「消費者の目の代替」であることをストレートに表現しています。 農家さんには消費者と繋がる窓として、また農場のデータを記録し続ける相棒として親しみを持って欲しい。同時に、小型化し動かすことが可能なため、盗難者には監視カメラ的な見た目として抑止力を持ちたい。知ってる人には馴染み、知らない人を近づけない。この二面性と機能性を同時に満たすデザインを目指しました。

仕様

サイズ:直径87mm, 高さ280mm, 590g/カメラ内蔵/3G通信機能内蔵/通信事業者:Soracom/通信方式:3G HSPA、GSM/GPRS/EDGE(世界120カ国以上に対応)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

お問い合わせください
問い合わせフォーム

審査委員の評価

今までの定点観測機は、セキュリティを目的とすることは多くあったが、農業生産者と消費者をつなぐioTデバイスとして、消費者のウォンツ、生産者と消費者のエンゲージに応えるデザインがされている。消費者のトレーサビリティの関心の高まりを背景にしながらも、生産者が監視されているように感じないか、圧迫感を感じないかといった気持ちに配慮したり、極力小さくシンプルなフォルムにするなど導入しやすさが感じられる。

担当審査委員| 田子 學   安次富 隆   重野 貴   村上 存  

ページトップへ