GOOD DESIGN AWARD

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CC

2017

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
樹脂 [高意匠性ポリカーボネート樹脂]
事業主体名
三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
分類
素材・部材/生産・開発・製造技術/製造法
受賞企業
三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 (東京都)
受賞番号
17G080777
受賞概要
2017年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ポリカーボネート樹脂の透明性を活かし、一般的な調色では表現できなかったゴールド、シルバー、ブロンズ、アルマイト、メッキ調色など美麗な色を表現すると共に、靱性の低いアクリル樹脂と異なり、ポリカーボネート樹脂の高い靱性により着色後も工業製品として使用できます。また透明系の顔料や蓄光などを使用することで、多彩な光演出が可能になりました。切り子柄や繊維柄などのデザイン柄との相性もよく、今までになかった新しいデザインを御提供できます。

プロデューサー

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 第1事業本部 マーケティング部 森本精次

ディレクター

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 第1事業本部 技術部 材料開発グループ 西林豊

PELLET4b.jpg

詳細情報

http://www.m-ep.co.jp

発売
2014年6月
価格

1,000 ~ 5,000円/kg

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

日本製造

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

特殊色による塗装レスに加え、特殊金型&成形&デザイン技術との共創による新デザインの創造

背景

日本の製品メーカーは技術力の高さで世界の製品を席巻していましたが、世界の生産規模の圧倒的な拡大力やアップルに代表されるデザイン力により日本のメーカーはバブル崩壊後の20年に渡って揺らいでおり、日本の製品メーカーに樹脂メーカーとして何かお手伝いできないかと考えましたが、樹脂は筐体での使用が多く、製品の魅力向上に貢献できない状況でした。近年のデザイン経営やCMFデザインという言葉に発想を得て、ポリカーボネート樹脂の透明性を活かして色に特化することで、製品外観の色やデザインへの貢献ができるのではないかと考えて注力しています。また美麗な原着技術による塗装レスや不良率低減とリサイクル推進により、VOCやCO2や廃棄物の削減に加え、塗装の検査工程の人件費の高さで海外に移転していた製品製造の日本回帰と働き方改革に尽力できればと思っています。

デザイナーの想い

美麗な原着技術によりメッキレスや塗装レスを提供できるようになりましたが、単なるコストダウンで考えられる場合が多く、弊社の原着技術を使った製品にてグッドデザイン賞を受賞してもらいたいと希望しても、コストダウンを主に考えられて難しい状況でした。原着化により、今まで美麗な外観にできなかった形状が可能になること、2色成形や触感技術を併用することで新しい価値を付与すること、切り子柄などの日本の伝統柄との共創も期待できるなどさまざまな新しいデザインを提供できると思っていますが、樹脂メーカーとデザイナーの接点はまだまだ少なく、原着技術の可能性を広めにくい状況です。一方、グッドデザイン賞が単に「よいデザインを選ぶ」制度でないことを知り、グッドデザイン賞と違和感のある樹脂メーカーがあえて応募することで、原着技術を発見、共有、創造してもらい、日本で新しいデザインをより多く生み出してもらえればと考えています。

仕様

米粒サイズの美麗なポリカーボネート樹脂ペレット

どこで購入できるか、
どこで見られるか

三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社に問合せ頂き、商社経由での御購入になります
三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社

審査委員の評価

技術や機能が均質化しつつある昨今、プロダクトにおける色やテクスチュアによる表面仕上げの重要性が増している。樹脂そのものに加飾する原材料着色は、コスト的なメリットなどを理由に塗装の代替手段として利用されてきたが、表現の幅において塗装に及ばない点は否めなかった。本提案は、樹脂の原材料着色ならではの新たな加飾の可能性を感じさせるものであり、開発効率や環境負荷の面においても大きな価値があると言えよう。質の高い製品開発を材料から支援するという、原材料メーカーの開発努力に今後も期待したい。

担当審査委員| 田子 學   安次富 隆   重野 貴   村上 存  

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