GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
河川情報システム [石川県河川総合情報システム]
事業主体名
石川県土木部河川課
分類
社会基盤システム/インフラストラクチャー
受賞企業
石川県土木部河川課 (石川県)
富士通株式会社 (神奈川県)
富士通デザイン株式会社 (神奈川県)
受賞番号
16G141092
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

県内の河川水位や雨量、気象情報を収集し、住民や水防活動に従事する者、河川管理者等に対してPCとスマートフォン向けに、これらの情報をリアルタイムに提供するシステムです。 台風やゲリラ豪雨による大雨の際には、数値による情報の他、大雨注意報や洪水警報、河川のカメラ画像などの様々な情報と組み合わせることで、災害発生の危険性をより具体的に把握することができます。このため、住民の自主的な避難への喚起であったり、県内各市町からの避難勧告の発令等に活用されています。 2015年6月にWebシステムとして公開して以来、住民や水防従事者等への防災に対する有用な情報提供を支援するシステムとして稼動してきました。

プロデューサー

石川県土木部河川課+富士通株式会社 セーフティソリューション事業本部:鈴木かおり

ディレクター

富士通株式会社 セーフティソリューション事業本部:内藤一彦、島田知佳、新見 彩、曽谷茂一、各務均+富士通デザイン株式会社:稲垣 潤

デザイナー

富士通デザイン株式会社:稲垣 潤+株式会社モフ:荒川健司、岩崎勝利、名取朋美

詳細情報

http://kasen.pref.ishikawa.lg.jp/ishikawa/

利用開始
2015年4月1日
販売地域

日本国内向け

仕様

河川水位や雨量、気象情報を収集処理し、住民や水防活動に従事する者、河川管理者等に情報を提供することで、防災・減災に寄与する情報システムです。

受賞対象の詳細

背景

近年の気候変動の影響で自然災害の脅威は高まっており、住民の安全・安心を守るため、いつでもどこでも情報を取得できる仕組みが必要となっていました。 そのためには従来のPC向けの情報提供だけではなく、著しく普及しているスマートフォンに対しても情報提供することが住民に対して大きな効果を生む情報提供ツールになると考え、スマートフォンの特性を活かした利用者の視点でのWebシステムを開発しました。

デザインコンセプト

豪雨などにより河川が氾濫する危険性を、 いつでもどこでも、素早く気づくことができる河川情報システム

企画・開発の意義

従来、PCと携帯電話に提供されていた河川情報システムにおいて、スマートフォンを利用することで、屋内等のPCがある場所だけでなく、外出先や河川沿いなどの移動先においても、より詳細な情報を素早く得られるようになりました。 これにより、河川氾濫などの災害が迫っている状況下で、住民の自主的な避難を促したり、県内市町からの避難勧告等を的確に行うことで、災害による被害を減らすことを目指しました。

創意工夫

利用者のニーズや使い方に合わせ、システム全体の情報デザインやUIデザインについて、以下の工夫を実施しました。 ■情報デザイン ○住民に対して 住民が避難判断を行いやすいように、水位情報だけでなく、気象情報や河川の増水傾向など、具体的に危険性の判断ができる情報を1画面に集約し表示。 ○県および市町職員に対して 現地で河川を管理する県土木事務所・市町職員が、自分が管轄する管内の河川の状態を把握しやすいように、石川県全体と各土木事務所単位の両方の縮尺で河川の状況を表示。 ■UIデザイン スマートフォンはPC用Webサイトも閲覧可能だが、危険が迫っている時に素早く確認できるように、スマートフォンのサイズに特化し、指で操作しやすいUIデザインを導入。 また地図を中心としたUIにすることで、位置情報を活用し、ワンタッチで現在地付近の河川状況を素早く知る事ができる仕組みを導入。

デザイナーの想い

今までの河川情報は利用者に対して必ずしも災害の危機感を共有できるものではありませんでした。そこで、住民の方から運用する県職員、災害時に活動を行う市町職員まで、利用者に即した形で「今、どんな状況か?」を迅速に伝えられるシステムを目指しました。あらゆる利用シーンを捉え、PCでもスマートフォンでも、平時から災害発生時まで活用頂けるよう、利用するデバイスに合わせ細部の情報やUIデザインの工夫を行いました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ソフトウェア 富士通のミドルウェア 導入事例 石川県様 - Fujitsu Japan

審査委員の評価

気候変動による水害リスクが現実的になった今、正確なセンシングデータに基づく災害予測や避難情報を、使いやすい形式でリアルタイムに管理・提供していく必要性が高まっている。本システムは管理者の事務所では大型ディスプレイで情報を集約、ユーザーにはスマートフォンで絞り込んだ情報を提供するなど使用状況に応じて最適化されている点が優れている。水害は県単位ではなく流域単位で起きるため、今後、行政区域を越えてこのようなシステムが広がっていくことを期待したい。

担当審査委員| 青山 和浩   上田 壮一   ナカムラ ケンタ   閑歳 孝子  

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