GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ハプティックLEDスーツ [シナスタジア・スーツ]
事業主体名
水口 哲也、株式会社ライゾマティクス、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
分類
宣伝・広告・メディア・コンテンツ
受賞企業
水口 哲也 (東京)
株式会社ライゾマティクス (東京都)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 (神奈川県)
受賞番号
16G121031
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

VR作品「Rez Infinite」の体験を拡張させるために製作された共感覚スーツ。全身に振動素子を装 着、音楽に合わせて、あらゆる質感の振動が全身を巡るように設計した。また体験者の振動が周 囲の人間にも伝わるようにLEDを実装、振動の可視化を実現している。

プロデューサー

水口哲也、齋藤精一(Rhizomatiks)

ディレクター

佐藤文彦(Rhizomatiks)、 南澤孝太(Keio Media Design / JST ACCEL Embodied Media Project)

デザイナー

柳澤知明、田井秀昭、望月俊孝、上條慎太郎、細野隆仁(Rhizomatiks)、櫻井利彦(SQUNABICONA)、石井通人(buffer Renaiss)、花光宣尚、小西由香理(KMD)

詳細情報

https://research.rhizomatiks.com/works/rez_infinite.html

利用開始
2016年2月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

VR空間内の触感を振動として全身で体感し、その振動を色と光で表現する共感覚スーツ。

背景

今後、VRやARなどの普及に伴い、我々はこのような触覚のデザインや、触覚を可視化するデザイ ンが求められるであろうと考えている。

デザイナーの想い

過去の歴史において、絵画・写真・映像などの視覚表現や、音楽を中心とした聴覚表現など、あ る一つの感覚に限定されて進化してきたものが多い。21世紀に入り、より粒度の高いデジタル技 術が可能にするのは、マルチモーダル(複合感覚)でシナスタジア(共感覚)な表現であり、体 験であると考える。本スーツを通じて、新しい共感覚体験というものをデザインしたかった。

企画・開発の意義

これからVRやARにおける視覚や聴覚の解像度はどんどん上がり、リアルな3D表現が当たり前に なってくるであろう。その没入感が増せば増すほど、触覚はますます重要なものとなる。また、VR は体験者だけが没入するという傾向が強いが、本作では触覚を視覚化することで、周囲の人間も 共有できるようにデザインした。

創意工夫

VRやARにおける視覚・聴覚での体感を触覚に拡張すべく、身体のどの位置が効果的かを考慮し、 スーツ全体に26個もの振動素子を配置した。例えば、腹部と背中に配置した振動素子を時間差で 震わすことで、身体を何かが突き抜けるような体感が可能。また、足元に近いほど、重低音の触 覚化に適している。

仕様

プレイヤーのVR・AR体験に合わせて、全身にあらゆる質感の振動が巡り、周囲の人間にも伝わるようにLEDの光と色で振動を可視化する共感覚スーツ。

審査委員の評価

「シナスタジア(共感覚)」とは、音に色を感じたり、形に味を感じたり、刺激に対して通常とは異なる別の種類の感覚が同時に生じる特殊な知覚現象を言う。スーツ内に装着された26の振動素子が作りだす振動には「叩く」「ひっかく」など様々な質感が伴い、さらに表面のLEDの色や光のパターンがシンクロする。プレイヤーだけでなく、まわりの観客ともその感覚が共有できる振動のパターンや光、色の組み合わせ一つ一つには、全く新しい発想のデザインが必要だったに違いない。人間の感覚はどこまで拡大していくのか、デザインの可能性へのさらなる挑戦に期待できる。

担当審査委員| 色部 義昭   喜安 政幸   平林 奈緒美   Ming-Lung Yu  

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