GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
放送番組 WEBサイト イベント [NHKスペシャル「新・映像の世紀」]
事業主体名
日本放送協会
分類
宣伝・広告・メディア・コンテンツ
受賞企業
日本放送協会 (東京都)
受賞番号
16G121023
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ムービーカメラの発明からおよそ100年。「映像」は人類が蓄積した膨大な「記憶」でもあります。NHKでは、世界各地の映像アーカイブスから映像を収集、発掘し、最新のデジタル技術によって修復、ドキュメンタリー番組シリーズとして薄れゆく人類の記憶をよみがえらせました。この膨大な映像アーカイブを活用し、「歴史を追体験する」「映像を体験する」をコンセプトにWEBサイトでインタラクティブに動画を展開し、テレビ以外の伝送路でも映像を提供しました。さらに映像展示をキーコンテンツとしたイベントを開催、特殊フィルターによる「映像との出会い」を演出、映像を投影したテーマ曲のコンサートとともに「体験」して頂きました。

プロデューサー

日本放送協会大型企画開発センター 寺園慎一、小澤泰山/日本放送協会デザインセンター 森内大輔、小野さおり、福井純子

ディレクター

日本放送協会デザインセンター 服部竜馬、遠藤正樹+AID-DCC Inc. 米良雄介、重政直人+株式会社NHKエンタープライズ 池上敦子、福原哲哉

デザイナー

NHKアート 小澤雅夫+AID-DCC Inc. 田渕将吾、有吉学、芦川能純+デンバクファノデザイン 中原崇志

詳細情報

http://www.nhk.or.jp/special/eizo/

利用開始
2015年10月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「映像(歴史)との出会い」「自分事化」

背景

今やスマートフォンの普及や動画プラットフォームが隆盛を極め、「人類総カメラマン」とも言える時代になりました。過去の記録映像もデジタル技術の発達に伴い、世界中でアーカイブスの整備と情報公開が進み、未公開映像が続々と発掘されています。こうした映像から読み取れる人々の経験と知恵は、今を生きる私たちの行く末を照らし出す、確かな道しるべとなるはずです。この貴重な資産を様々な回路で提供したいと考えました。

デザイナーの想い

情報のパーソナライズが進む現代社会では、ユーザーが取得する情報には偏りが生じる傾向にあります。しかし、自分に最適化された耳心地のよい情報だけでなく、時には社会に参加をする一市民として向き合い考えなければならない情報もあるはずです。予期せぬ「映像(歴史)との出会い」をデザインすることで、社会の一員として向き合うべき公共的な情報への橋渡しをしたいと考えて取り組みました。

企画・開発の意義

歴史上の出来事は、ユーザーの「今」この瞬間に地続きで関係しています。そこで貴重な映像をキーとして、テレビ、WEBなど様々なアプローチで映像=歴史に出会ってもらうことを考えました。そこを起点に様々な文脈で歴史を自分の事として追体験してもらうことにより「今」この瞬間の積み重ねが歴史そのものであり、未来であるという視座の獲得を提案することを狙いとしました。それは未来をよりよく作り上げる糧となるはずです。

創意工夫

テレビ局が提供する放送番組は、スイッチを入れると一方的に流れだし、大多数に情報を伝える力がある一方、受動的な視聴となりがちです。そこで「新・映像の世紀」WEBサイトでは能動性にポイントを置き、自然とクリックやタップをして能動的な再生を促すという、能動と受動を併せ持った新たな次世代動画のユーザーインターフェースをめざし、開発に取り組みました。トップページでは無数の映像がデジタル空間の中空を再生しながらユーザーに向かってランダムに飛翔し、ユーザーは興味を引いた映像をクリックすることにより、思ってもみなかった映像=歴史と出会うことになります。更に出会った映像を起点に「人名」「年代」「国」「番組」といった様々な文脈で立体的に歴史追体験をすることが出来る工夫を施しました。イベントでも特殊なフィルターをかざして初めて映像を見ることができるギミックを採用し、能動性と「出会い」の演出を付加しました。

仕様

米国ナショナルアーカイブスを中心に世界各地の団体が所蔵する様々な記録映像2万クリップをNHKが独自に収集、6集からなるテレビ番組シリーズ(回により49~73分)を制作しました。この映像を動画コンテンツとしてWEBサイトにてインタラクティブに展開。さらに「映像体験」をテーマとした、映像展示、トークショー、ミニコンサートで構成されるのべ6日間のイベントを開催。「映像」を軸に多角的な展開を構成しました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

NHKスペシャル「新・映像の世紀」WEBサイト/NHKオンデマンド
NHKスペシャル「新・映像の世紀」WEBサイト
NHKオンデマンド

審査委員の評価

技術の発展による「映像」のあり方、その役割を広く伝えている。番組の試みだけでなく、イベント・ウェブなども含めてすべてのコンテンツを総合的に評価した。

担当審査委員| 齋藤 精一   色部 義昭   平林 奈緒美   Ming-Lung Yu  

ページトップへ