受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
- 概要
施主の叔母が残した築70年の住宅。 叔母が茶道教室を行うために購入した建物(旧棟)に程なく住居としても使えるように新棟を増築した木造平屋建の住宅である。長らく荷物置き場として放置されていた住宅は、施主が譲り受けたとき損傷が激しく居住することが出来ない状態にあった。 取壊して新築を建てるべきか、リノベーションを行うか現場考察での判断が求められた。 新築よりも費用や時間、手間を要することを説明した上で、それでも施主の「のこしたい」という想いがある。施主の想いを尊重し、単に復元するのではなく古い空間と新しい空間が出会う場として「蝙蝠庵」と名付け、新築では体験できない「のこす価値」を提案した。
- デザイナー
田村篤昌デザイン事務所 田村篤昌
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- 利用開始
- 2016年1月
- 販売地域
国内・海外共通仕様
- 設置場所
和歌山県和歌山市