GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
マンション [ZOOM 東陽町]
事業主体名
株式会社トーシンパートナーズ
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社トーシンパートナーズ (東京都)
受賞番号
16G100871
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

コンセプトは永代通りの景観活性と、江東区の背景を表すメッセージ性を持った集合住宅ファサードのデザイン。建築を代表する4大素材(木、コンクリート、金属、ガラス)でバルコニーの手摺をデザインし、進化するビジネスタウンや運河、下町情緒が残る路地の家々などを表現した。また各戸を仕切るコンクリートのマリオンは市街地を升目状に走る大通りや丁字路、南北に流れる運河、入り組んだ路地の象徴。このマリオンのコンポジットと建築4大素材のコラージュを面の奥行や配列まで緻密に計算して構成し、極めて画期的なバルコニーを完成。投資用の集合住宅でありながら、そのファサードデザインに於ける新たな可能性に挑戦した。

プロデューサー

株式会社トーシンパートナーズ 千代谷直之

ディレクター

株式会社トーシンパートナーズ 開発事業本部 加藤寛

デザイナー

株式会社トーシンパートナーズ 開発事業本部 杉原義法

詳細情報

http://www.tohshin.co.jp/zoom_toyocho

利用開始
2016年2月27日
価格

28,000,000 ~ 34,300,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都江東区東陽三丁目24番15号

仕様

■敷地面積396.51㎡ ■建築面積241.55㎡ ■延床面積2,734.27㎡ ■建ぺい率80% ■容積率600%■構造・規模 鉄筋コンクリート造 地上15階建 ■総戸数84戸+1戸(管理室)

受賞対象の詳細

背景

都市計画が進み、ウォーターフロントのモダンさと下町のローカル感が共存する江東区。その中心に位置する東陽町は大手町エリアへのアクセスがよく、オフィスを構える企業も多い。その一方で、永代通り沿いに建ち並ぶ集合住宅等の無秩序なファサードの連続が先進的な都心のイメージを打ち消し、街並みに雑然とした景観をもたらしている。この現状を打破するために、画期的なファサードデザインによる修景の契機が必要と考えた。

デザインコンセプト

ありきたりな集合住宅のデザインを打ち破る、バルコニーのコンポジションによる新しいファサードの提案

企画・開発の意義

木・コンクリート・金属・ガラスの建築4大素材の手摺とコンパネ型枠・本実杉板型枠の2種類のマリオンを組み合わせて創出した画期的なバルコニーの構成で、集合住宅のファサードデザインに於ける新たな可能性に挑戦。無秩序な意匠の建築物が乱立する東陽町・永代通りの街並みに、本件の緻密かつ精巧なコンポジションを組み込むことで景観を引き締め、江東区の中心地としての意識を啓発するきっかけになれればと考えた。

創意工夫

コンポジットの効果を最大限に引き出すため、本件では特に「面の奥行差」を活用した。すなわちファサード最前面にはコンパネ型枠のマリオン4本を縦に走らせ、清澄通りや四つ目通りをはじめとする南北軸の大通りを象徴。これより100ミリ奥に下げた第二の面には本実杉板型枠のマリオンを階層を飛ばしながら配置し、大通りの間をつなぐ路地や丁字路、運河を表現。さらに100ミリ下げた第三の面に木目のルーバー、打放のコンクリート、千本格子状のアルミ、グレーのガラス(青空を映り込ませて水面を表現)で構成したバルコニー手摺部分を配し、路地沿いに建つ下町の家々を表すとともに、この奥行きの差で生じる陰影が各コンポジットをくっきりと際立たせる効果も計算している。そして、これらの緻密かつ精巧なデザインで創りあげたコラージュをアシンメトリーに配列することで住まう人の個性と多様性に富んだ未来を表現。画期的なファサードが完成した。

デザイナーの想い

都心に住まうことの付加価値を求めるユーザーの満足感と地域社会に美観と活性をもたらす公共性の両方を満たすため、デザインを重視した集合住宅を造っている。特にバルコニーはファサードをつくる重要な要素だが、街の美観を考慮しない意図不明なデザインが蔓延しているのが現状。本件ではマリオンのコンポジットや建築素材のコラージュで永代通りの景観活性を啓発し、集合住宅に於ける新しいファサードデザインの意義を提案した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都江東区東陽三丁目24番15号
http://www.tohshin.co.jp/zoom_toyocho

審査委員の評価

単調になりがちな集合住宅の通り沿いの表情を、バルコニー面の4種類の素材の組み合わせや、手すりの奥行きの微妙な変化等によって、親しみやすいスケールに分割され変化に富んだものにしている点が評価された。

担当審査委員| 手塚 由比   石川 初   長坂 常   日野 雅司   松村 秀一   Gary Chang  

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